ニュース2025.09.21
那覇市真地にあるカフェ兼木工ギャラリー「TUKULTE(ツクルテ)」には、阿部誠司さん(51)の作品をはじめ木工作家4人の作品が並んでいる。
阿部さんがつくった小枝の針の時計は、ヤギがあしらわれたぬくもりのある作品だ。ヤギは南城市の工房に同居しているシシマル君。アカギ、センダン、ハゼノキ、リュウキュウマツ、ウラジロガシなどふんだんに沖縄の木を使ったバターケースなどにも、木で作ったシシマル君が登場している。
阿部さんは横浜生まれ。東京造形大学で家具デザインを学んだ。運送会社のアルバイトをした時に、消耗品として破棄される家具を見て「長く使い続ける家具を作る職人のものづくりを大切にしたいと思った」。
沖縄に移り住んで25年になる。「地元の木で家具をつくることに興味があり、沖縄でそれをやろうと思った。沖縄の木は扱いにくさもあるけど、癖をうまく生かして作れた時の喜びがある」
ほかにもオキナワウラジロガシなどを使い、細やかに面取りされた箸、スプーン、マグカップ、一輪挿しなども作っている。1本1本貴重な資源である沖縄の木の個性を最大限に生かしている。
ABECRAFTインスタグラム https://www.instagram.com/seiji_abe1973
※木工芸品が一堂に会する沖縄ウッディフェア(10月31日~11月3日)。個性的な作家たちが表情豊かな沖縄の木を使い腕を振るった作品を一覧できるまたとない機会となる。どれもストーリー性があり、語り掛けるような魅力がある。北はやんばるの森から南は那覇近郊まで各作家たちの拠点やショールームを訪ねた。
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