ニュース2025.11.28
「Nature's Legacyショールームへようこそ」。そういって温かく迎えてくれたのは、10月16日からフィリピンの首都、マニラで開催されたマニラ・フェイムに出展していたNature's Legacy(ネイチャーズ・レガシー)共同創業者のキャシー・デランターさん。会場内でも環境に優しいリサイクル素材を使った家具を展示したユニークなブースで来場者の注目を集めていた。ネイチャーズ・レガシーのセブ島ショールームを2回にわたって紹介する。
マニラから飛行機で約1時間、フィリピン中部のビサヤ諸島、南北225㌔㍍にわたって伸びるセブ島は、日本人にもなじみのある旅行先だ。「Queen City of the South」の愛称で親しまれているセブシティ。マニラに次ぐ第二の規模のセブ市を有するセブ島は観光、ビーチリゾートだけでなく、多くの家具メーカーやギター工場を有する手工芸、家具職人の街でもある。
「私たちは環境と人々を大切にし、フィリピンのセブの良き市民になろうと努力しています」と語るキャシーさんに同社の取り組みと周りを取り巻く環境について聞いた。
木くず、紙、石など環境に優しい素材を用いてデザイン性の高いインテリアをそろえているショールームには、天然の素材にコーティングを施し、生活の中で使いやすく、どこか親しみのある家具、雑貨として生まれ変わった商品が並ぶ。
「この仕事を始めて40年になります。当時は仕事を見つけるのが非常に難しく、最初の頃は人材、教育、スキル、お金の問題がありました。今では、日本をはじめ、長年にわたり私たちとお付き合いいただいているお客さまがたくさんいらっしゃいます」と話すキャシーさん。地球温暖化が進み、人々が「自然を守ろう、森林を守ろう、水を守ってあげよう」と言い始めるずっと昔、SDGsという言葉もなかった頃から自然を大切にして、環境を気に掛けてきた。
アセアン諸国は、農業廃棄物や森林廃棄物の問題が指摘されている。ネイチャーズ・レガシーは国外から購入せず、自国で賄うことを心掛けている。「私たちは、人間性を大切にした独自の販売マーケティングに取り組んでいます。これは私たちが持っている強みでもあります」と語った。
(続く)
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