ニュース2025.12.31
アメリカの11月、12月は、ホリデームードいっぱいです。11月第4木曜は、サンクスギビング(感謝祭)という祝日。七面鳥をはじめ伝統的な食べ物をそろえて、家族や友達とともにお祝いします。
ヨーロッパから宗教の自由を求めて、メイフラワー号で長い航海をしてきた入植者たちが新天地アメリカにたどり着いた17世紀、最初の実りの秋に原住民のネイティブアメリカンの方々ともに神に感謝をささげてお祝いしたのが、感謝祭の始まりですから、建国以前から長く続く伝統です。4600万羽の七面鳥が感謝祭で調理されると言われています。しかも一羽の重さは平均15㌔程度なので、アメリカの家にある大型オーブンでも、調理時間は4時間前後かかります。
感謝祭翌日の金曜日も、ほとんどの会社や学校はお休みとなります。そして、その金曜日はブラックフライデー。小売業にとって一年で一番のかき入れ時となります。日本でもブラックフライデーという言葉がちらほら聞かれるようになりましたが、本来はアメリカ入植の歴史と関係の深い感謝祭とペアになっている祝日なので、アメリカ国外で使われると、ちょっと違和感がありますね。
ブラックフライデーの始まりは諸説あります。1980年代、メーシーズ百貨店はニューヨーク市の感謝祭で注目を集める大パレードのスポンサーでした。その翌日にクリスマス商戦の皮切りセールを行い、それに負けまいと各店が目玉商品の値下げセールを行ったことから始まったそうです。赤字から黒字に転換できる日という意味で、ブラックフライデーという呼び名が定着したと言われています。
感謝祭の食後、夜中にお店の外に並んで朝の開店を待つというのがその日の定番でした。私も子どもに贈るクリスマスのおもちゃのために並びました。
家具店もご多分に漏れず、大型家具のセールをします。アメリカ人は、クリスマスプレゼントに車や家具を贈ることもあります。ブラックフライデーからクリスマスまで、アメリカ人の財布の紐は、かなり緩みます。
ともこ・ぼあまん 米Uttermost社とCaracole社の日本セールスレップを兼任。札幌出身。シアトル在住30+α年。米国のトレンドは二人の大学生の娘たちから仕入れている。アメリカ人夫と共に、Killer Whale(シャチ)をシアトルの海岸から探すのが最近のお楽しみ。
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