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★家具アップサイクルを事業化 アステックス、空き家問題にも取り組み

再生前画像
再生後イメージ画像

 オーダーメード家具製造販売のアステックス(東京都新宿区)は11月27日、廃棄予定の家具を再生する「家具アップサイクルおよびリメイク事業」を同社香川支店が運営している家具店舗「MR.HANDMAN(香川県善通寺市)で12月から開始すると発表した。
 この事業は、使用されなくなった家具の中から選定して家具職人の手で再生し、現代の生活に合った形に作り直して再び市場へ送り出すもの。傷や色ムラなどもデザインに生かし、機能の追加やサイズ調整などを行うという。
 事業の背景として同社では、引越しや住み替え、ライフスタイルの変化、空き家問題などにより、まだ利用価値のある家具が廃棄されていることをあげている。
 事業を開始する香川県では、2023年時点で空き家数が約9万1500戸にのぼり、総住宅数に対する空き家率は18・6%と全国平均を大きく上回る水準となっている。
 同社では今後、この事業を起点として、香川県空き家対策連合会と連携して空き家問題への取り組みや、障害者の人材育成と雇用を推進し、初年度は50件、2030年には100件の家具再生を目指すとしている。

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