ニュース2025.07.09
インテリア製品販売のアクタス(東京都新宿区)は7月7日、同社が輸入総代理店を務めるデンマークのソファブランド「eilersen(アイラーセン)」が、北海道旭川市に新工場建設を決定したと発表した。日本市場での事業拡大と、高品質ソファ需要に対応するためとしている。
同社によると新工場は旭川市郊外の旭川空港に隣接する旧千代ヶ丘小中学校跡地に建設予定で、2026年夏の操業を目指す。敷地面積は約2万8300平方㍍。既存の校舎と体育館を家具製造施設に転用し、今後の生産能力拡大に合わせて複数の新製造棟の建設も計画している。
初期の施設改修には数億円規模の投資を見込み、今後2~3年で従業員約100人の雇用を計画しているという。
旭川市を選んだ理由は、同市が長年にわたり木工産業の伝統を育んできたことに加え、優れた技術力を持つ職人が多く、さらに次世代の職人育成にも積極的に取り組んでいる点を挙げている。
アイラーセンは1895年にデンマークで創業。当初はハンティング用馬車を製造していたが、その後、家具メーカーに転身。製品は弾力性と強度に優れた無垢材フレームや、高密度ウレタンフォームとグースダウンを重ねた多重構造のクッションなど、隠れた部分に品質を追求。シンプルで飽きのこないデザインと、包み込まれるような座り心地で、北欧を代表するグローバルソファブランドの地位を確立した。
日本では30年以上にわたってアクタスとのパートナーシップを通じて全国に製品を供給してきた。
アイラーセン創業家4代目のニールス・ユール・アイラーセン氏は「日本市場は当社にとって極めて重要であり、今回の新工場の設立は当社の成長戦略における重要なマイルストーンとなる。日本のお客さまにアイラーセンの品質、デザイン、クラフツマンシップをより身近にお届けできることを心からうれしく思う」とコメントしている。
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