ニュース2023.05.15
beero(東京都渋谷区)は、衣類をアップサイクルしたサスティナブル素材「DENIM STONE」が東急不動産の本社ビルに建材として採用され、一部執務エリアの床材として納入したと発表した。この素材は同社家具ブランド「urgent undo」で使われている集積材で、衣類の製造工程で出るデニム端材を綿に戻し樹脂で固めて製造される。床材への導入は国内初という。同社ではこの素材の販売を5月10日付で開始したことも明らかにした。
今回オフィス改修に採用された理由について、東急不動産では環境に配慮された素材をオフィス空間に利用することで、今後のプロジェクトに活用できる素材をオフィス内に多数散りばめようという目的と、この素材の意匠性や耐久性の高さから選ばれたという。
urgent undoではデニム端材を家具に利用することで、大量の二酸化炭素を排出し、大量の水を使って製造されている繊維・アパレル製品を燃やし、さらなる環境負荷として廃棄するのではなく、固めて閉じ込めることで環境問題に貢献する仕組みを目指す。このため家具だけではなく、さらに大規模なプロジェクトに利用される建材化を進めてきた。
DENIM STONEは、現在3段階の密度のコントロールが可能だが、最も密度の低いものでも1立方㍍当たり413㌔㌘の温室効果ガス削減に寄与するとしている。
DENIM STONE1枚で0・3平方㍍の施工が可能で、価格は1700円。100枚(9平方㍍)では14万6250円となっている。シート状の製品を芯材に貼付することで三次曲面にも表面材として活用することが可能で、この工法では広い面積でもつなぎ目なく加工できるという。
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