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★マルニ木工〝地産地消サウナ〟に挑戦 熊野亘氏デザイン、国産ヒノキ材を使用

屋外での使用イメージ
屋内での使用イメージ㊧と、内部の様子㊨

 マルニ木工(広島市佐伯区)は8月26日、国産ヒノキを使ったサウナ「kupu sauna」を開発。発売に先駆けて9月6日から伊勢丹新宿店での先行イベントを開催すると発表した。奈良・吉野のヒノキ材を用いて伝統的なバレルサウナを現代的にアップデート。熱と蒸気を心地よく循環させるハーフドーム型のフォルムが特徴。
 同社によると新製品は、フィンランド式サウナを日本の環境に合わせて提案してきたLibertyship(宮崎市)と共同で開発され、フィンランドでの長期留学経験を持つ熊野亘氏がデザインを担った。
 伝統的なバレルサウナの樽型フォルムをハーフドーム型とし、熱が高い位置に滞留するため、体調や好みに応じて上下段を選びながらサウナ体験を楽しめるほか、底板のスリットに側板を一枚ずつはめ込む工法など、マルニ木工が長年培った木工家具づくりの知見により、堅牢さと気密性を両立させ、快適で持続的な温熱空間を実現したという。
 このほか▽家のかたちを思わせるフォルムは、従来のバレル型のようにデッドスペースを生まず、壁際にすっきりと収まる▽モジュールを連結することで多人数用や多様なレイアウトにも柔軟に対応可能▽下段のベンチは取り外して屋外で家具として使用できる―などの特徴も備えている。
 サイズは幅1920×奥行き2000×高さ2240㍉。電気ヒーター式で、価格は445万5000円。配送施工費66万円(いずれも税込み)。
 マルニ木工ではkupu sauna発表に合わせて次のイベント開催を予定している。
 ◇先行イベント=9月6日~9日、伊勢丹新宿店本館5階ザ・ステージ♯5。問い合わせ03―3352―1111。
 ◇お披露目イベント=10月16日~11月9日、maruni tokyo(東京都中央区東日本橋3―6―13、電話03―3667―4021)。

熊野 亘氏

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