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★高級銘木を使用した北欧チェア発売 モノクラシック、宮崎椅子製作所と共同で実現

No.42
カイ・クリスチャンセン氏 =宮崎椅子製作所の工場で

 家具・インテリア販売のモノクラシック(愛知県豊橋市)は8月20日、デンマークの家具デザイナー、カイ・クリスチャンセン氏がデザインした椅子「No.42」を期間限定販売すると発表した。
 同社が運営するインテリアショップ「SEVEN STYLE」の開店15周年を記念する特別仕様として宮崎椅子製作所(徳島県鳴門市)に製作を依頼して実現したもので、素材にローズウッド、チーク、ウェンジの3樹種を採用し、張地はデンマーク製の布と革の2種類が用意されている。
 同社によると、3樹種のうちローズウッドは、ワシントン条約規制前にインドから輸入され倉庫で保管されていたもので、硬質で耐久性・安定性に優れ、古くから高級家具に使われ、光沢のある赤褐色の木肌は、経年によって深みを増し、濃色の縞模様の独特の風格ある色合いへの変化が楽しめる。
 またチーク材は天然のオイル成分を豊富に含むため耐水性が高く、時間をかけて十分に乾燥させることで耐久性・安定性が高くなり、手に吸い付くようなしっとりとした肌触りが特徴。褐色の色合いは経年によって深みのある美しさに変化し、3樹種の中で最も経年変化が楽しめるという。
 ウェンジ材は黒褐色の重厚な素材感でクラシカルな家具にもモダンデザインな家具にも相性が良く、天然のオイル成分が多いため、使う人の手に触れて磨かれることにより美しい艶が増す。十分な乾燥後、家具として完成すれば木材収縮が少なく、安定性・耐久性・強度に優れている。
 張地はデンマークの椅子生地メーカー、ケアロップ・ヴァヴェリの天然繊維の生地(ウール80%、コットン20%)と、デンマークの皮革メーカー、ソーレンセンレザーの天然皮革を使用している。
 サイズは幅535×奥行き545×高さ750㍉。座面高は北欧仕様のため460㍉と高めだが有料で脚カットが可能。
 販売はSEVEN STYLE(愛知県豊橋市広小路3―28)と、ECサイトで、2026年3月31日まで。木材が無くなり次第販売終了としている。

ローズウッド材
チーク材
ウェンジ材

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