ニュース2026.04.12
日本の製造技術と国際的に活躍するデザイナーが協力して家具やインテリアアクセサリーを提供しているブランド「KOYORI」が、4月21日から開催されるミラノサローネ2026に出展する。ミラノ郊外・ロー地区のフィエラ・ミラノ会場に多数の新作家具が並ぶ。
同ブランドは2022年、ファーストコレクションが、フォーリサローネの中でも現代イタリア文化の発信の場として名高いトリエンナーレ・ミラノで世界初披露された。ロー・フィエラでの出展は初めて。今後は隔年での出展を予定しているという。無垢の曲木を得意とする飛騨産業と、成形合板を得意とする天童木工の2社が参画している。
主な出展品は次の通り。
◆Hinodeコレクション=ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン氏デザインのチェア、テーブル各種で日の出に由来するコレクション。建築家としての視点を家具に落とし込み、空間的な感覚を形にしている。落ち着きのあるシルエットと、静かに洗練された佇まいが特徴。飛騨産業との協働により、無垢材への深い理解を背景に開発されたという。
◆Ichirinチェア=ロナン・ブルレック氏デザインのシンプルさを極限まで追求した椅子。要素を削ぎ落としながらも、奥行きや座り心地、存在感を保つ。
◆Kinomiサイドテーブル=ガムフラテージスタジオによる「どんぐり」のイメージから生まれたサイドテーブル。自然の中にある小さくて愛らしいものを思わせる佇まいの中に、確かな存在感を感じさせる。
このほかロナン&エルワン・ブルレック兄弟によるKawaraアームチェア、ガムフラテージによるMiauアームチェア(張背座)など、既存コレクションに追加される新製品の展示も予定されている。
CO₂排出量を公式サイトで公開
KOYORIは、製造から輸送まで、透明性ある持続可能なものづくりに取り組んでいる。
製品から発生する二酸化炭素(CO₂)排出量を継続的に測定し、その結果を公式サイトで公開している。排出量の算定には、製品単位でのCO₂排出量を可視化する独立したツール「The 2030 Calculator」を使用している。測定されたCO₂排出量について、2022年以降、製造プロセスで発生する排出量を毎年オフセットしている。オフセットによって購入されたクレジットは、森林の再生や保全活動に活用。25年には国際輸送によって発生するCO₂排出量についてもオフセットの対象に含めている。
この取り組みは、ミュージシャンとして活躍した故・坂本龍一氏が設立した森林保全団体More Treesを通じて行われ、企業活動によって排出されたCO₂は「More Trees の森」によって吸収・相殺される。
ミラノサローネ国際家具見本市(Salone del Mobile. Milano) https://www.milanosalone.com/2026/
日時:4月21日(火)~26日(日)午前9時30分~午後6時30分
会場:Hall 22, Stand A16 (Fiera Milano, Rho)
Strada Statale del Sempione, 28, 20017 Rho (MI), Italy
MEET THE DESIGNERS
日時:4月21日(火) 午後1時~3時
会場:Hall 22, Stand A16 (Fiera Milano, Rho)
KOYORIのデザイナーであるヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン、ロナン・ブルレック、ガムフラテージ、マイケル・アナスタシアデスが一堂に会する予定。
デザイナー紹介
ロナン&エルワン・ブルレック 1971年と76年にそれぞれカンペール(ブルターニュ)で生まれたフランス人の兄弟デザイナー、ロナンとエルワン・ブルレックは、99年から協働。工業デザインから工芸品、大規模な生産開発から研究、オブジェクトから公共スペースまで、ロナンとエルワンの作品は複数の表現分野にまたがっている。
ロナン・ブルレック 1971年フランス・カンペール生まれ。インダストリアルデザイン、ドローイング、公共空間におけるインスタレーションなど、幅広い領域で活動するアーティスト/デザイナー。パリのENSAD(国立高等装飾美術学校)を卒業後、95 年に自身のスタジオを設立。初期の作品「Vase Soliflore」がポンピドゥー・センターに収蔵されたことで注目を集めた。その後、弟エルワン・ブルレックとのデュオでの活動を経て、現在は個人として制作を続けている。作品は、MoMAやヴィクトリア・アンド・アルバート博物館などに収蔵され、携帯・素材・プロセスの関係性を主題に制作を続けている。
ガムフラテージ ガムフラテージスタジオは、デンマークの建築家スティーネ・ガムとイタリアの建築家エンリコ・フラテージによって2006年に設立された。スタジオはコペンハーゲンを拠点としている。ガムフラテージのデザインは、伝統とリニューアルの融合から、素材と技術への実験的なアプローチで創造力を発揮している。
ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセン 1962年ベルギー・ロケレン生まれ。ヘントのシント=ルーカス建築学校で建築を学び、ミラノではアルド・チビック、アントワープではジャン・ドゥ・モルデルと協働した後、89年に Vincent Van Duysen Architects を設立。現在は約40人のメンバーとともに、建築、インテリア、プロダクトデザイン、クリエーティブディレクションまで幅広く手がけ、純粋な素材使いと時代に左右されない美意識、感覚的な体験を重視したデザインで知られている。
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