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★秋のギフトショー「LIFE×DESIGN」のテーマは「境界をこえる」 新ディレクターに建築家の永山祐子氏を迎えて「LIVING&DESIGN」も開催

秋のギフト・ショーの概要を発表する芳賀信享社長
FOCAL POINTコーナーでは内外で活躍するデザイナーらが作品を紹介した(東京インターナショナル・ギフト・ショー春2026)

 ビジネスガイド社は3月9日、秋のギフト・ショー(第102回東京インターナショナル ギフト・ショー秋2026)の開催概要を発表した。暮らしと住まいに関する「LIFE×DESIGN」と「LIVING&DESIGN」も合わせて開催される。
 秋のギフト・ショーは9月2日から4日までの3日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)全館(工事中の東4~6ホールを除く)で「伝統と革新」をテーマに開催される。来場者は23万人、総出展社数は3000社を見込んでいる。
 芳賀信享社長は「ギフト・ショーは、BtoBの日本を代表するトレードショーとして約50年間継続的に開催している。テーマ『伝統と革新』には、日本の技が受け継がれていく好循環のマーケットを出展者、来場者とともにつくっていければという思いが込められている」とあいさつした。
 第20回を迎えるLIFE×DESIGNは「セレクトショップ、インテリア、ミュージアムショップ、百貨店などこだわりのあるお店のバイヤーとの出会の場となる。建築設計事務所や商業施設向けのコントラクト、リノベーション市場といったところを大切にしている」と事務局の来間洋人氏は紹介した。「海外のバイヤーにとっても訴求力を持つエリア構成をとっている」という。
 ネットショッピングやメーカーのショップ展開といった販売の境界を超えたビジネスが急成長している。家具業界においてもダイニングとリビング、ホームとオフィスといった境界を超えるものづくりが進んでいる。
 今回のLIFE×DESIGNのテーマは「境界をこえる デザイン・クラフト・リノベーション」。業界ごとの境界、販売ルートの境界、国と国との境界越えて、これまでにないビジネスの広がりを生み出す場になるという。西1~3ホールとアトリウムを使って開催される。
 アトリウムでは、最先端のデザインが集まる特別企画「FOCAL POINT」の展示が繰り広げられる。グラフィックデザインにアートディレクター・グラフィックデザイナーとして活躍する田部井美奈氏、空間デザインにミュージアムデザイナーの中原崇志氏を迎え、交流の場を演出する。前回は80人近くのデザイナーがブースに立った。今回はデザイナーの小泉誠氏、クリエイティブユニットのTENTなどが出展する。
 「伝統とModernの日本ブランドフェア」は、日本全国から作り手が集まり、長年継承されてきた職人技と文化を披露する。前回の「LIFE×DESIGN」では、インバウンドをはじめ最も大きな金額が動いたという。
 前衛的なデザインとクラフトが集まる「ACTIVE DESIGN&CRAFT FAIR」では、イデーショップのバイヤーと務めたこともあるmethod代表の山田遊氏、リドルデザインの塚本太朗氏、セメントプロデュースデザインの金谷勉氏、ビジネスガイド社社長でLIFE×DESIGN事務局長の芳賀氏ら4人がディレクターを務める。バイヤー、プロデューサー、デザイナーそれぞれの視点でデザインとクラフトを選ぶエリアとなる。
 「ACTIVE CREATORS」には、今後の活躍が期待される若手クリエイターや、独自の視点でものづくりに取り組む企業が集まる。このほか素材そのものを展示するSOZAI展も開催される。
 22回目を迎える「LIVING&DESIGN」は新ディレクターに建築家の永山祐子氏を迎えて大幅にリニューアルする。永山氏は大阪・関西万博「ウーマンズ パビリオンin collaboration with Cartier」とパナソニックグループパビリオン「ノモの国」も手掛けた。
 「LIVING&DESIGN」には、3つの特別企画が登場する。
 永山氏の建築は、ただ造って終わりではなく次に「つなぐ」ことを大切にしている。ディレクターを務める「TSUNAGU~Reconnect~」は、ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartierのファサードのリユース、海洋廃材から生まれたハンモック、能登半島地震で倒壊した家屋に使われていた黒瓦を建材にアップサイクルする取り組みを披露する。
 工芸を空間にどう落とし込めるか。UDSがディレクターを務める特別企画「Craft Uncover for Renovation」の第1弾はホテルの「ホテル」から今回は「リノベーション」をテーマに実施する。
 商店建築社がディレクターを務め、話題の設計者が集まる「商店建築ラウンジ」では、設計者によるトークショーが連日開催され、インテリアメーカーと設計者との交流の場となる。前回はSOZAI展に出展していたタイのメーカーと建築家を引き合わせて新素材の開発を行った。
 2月に開催された春のギフト・ショーの総来場者数は22万6166人、総出展社数は2789社だった。海外からは2496人が来場、16カ国・地域から368社が出展した。このうちLIFE×DESIGNとLIVING&DESIGN合わせて4万5537人が来場、773社が出展した。

LIFE & DESIGNアワード作品の展示コーナー(東京インターナショナル・ギフト・ショー春2026)

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