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★オフィスチェア低価格帯が浮上 47インキュベーション、今年の売れ筋ランキング

 オフィス家具ECサイト「Kagg.jp(カグドットジェイピー)」を運営する47インキュベーション(東京都渋谷区)は12月4日、今年のオフィスチェア売れ筋ランキングを発表した。
 それによると1位はオカムラの「Sylphy(シルフィー)」、2位はコクヨ「Mitra2(ミトラ2)」、3位はオカムラ「CG―M(シージーエム)」の順だった。1位と3位は前年と変わらず、2位のMitra2は7位から浮上した。また前年はランク外だった4製品が7位から10位に入った。
 調査は1月1日~11月30日までのKagg.jpでのオフィスチェア購買実績(注文数)で、注文したユーザーは法人が6割、個人が4割だった。
 今年の傾向は、原材料費の高騰や物流費の上昇などでオフィス家具の値上げが頻発したため、前年度と比較して高価格帯(15万円~30万円前後)のオフィスチェアの順位低下が目立った。
 一方で6位~10位にランクインしたオフィスチェアは、いずれも10万円以下で、低価格帯へのニーズシフトがみられるという。
 2024年の上位3製品の概要は次の通り。
 ①オカムラ「Sylphy」=機能・コストのバランスが良く、法人・個人を問わず圧倒的な人気を誇る。身体と背もたれとのフィット感を向上させるため、成人男女100人の腰回りの形状を計測し、その結果をもとに開発したバックカーブアジャスト機構を採用。背もたれのカーブを2段階で変えることができ、さまざまな体型の人に適している。高機能でありながら定価10万円台からとミドルレンジで、コストパフォーマンスが優れている点も高い支持を得ている理由という。
 第2位・コクヨ「Mitra 2」=Mitraをモデルチェンジして2021年12月に発売された。前モデルに比べてクッションの厚みが12%プラスされたほか、座の奥行き調節範囲が拡大。新開発のオートフィットシンクロロッキング機構は、座る人の体重に合わせてロッキング強度を自動調整。また好みに応じて5段階の調整が可能。
 第3位・オカムラ「CG―M」=コンパクトで幅1000㍉のデスクにも収まり、場所を取らない。また、座面を385㍉まで下げることが可能で、利用シーンも幅広く、学生から会社員、高齢者まで広く愛用されているという。定価5万円台からと低価格ながら、背ロッキング機能や座面の上下機能、異硬度クッションなども搭載し、コストパフォーマンスに優れている。
 オフィスチェア売れ筋ランキングの詳細はKagg.jp

売れ筋トップのオカムラ「Sylphy」
2位・コクヨ「Mitra2」
3位・オカムラ「CG-M」

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