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IFFT東京国際家具見本市は森を感じる展示会に 3月12日開幕、50社出展

昨年のIFFT東京国際家具見本市

 「IFFT2024 東京国際家具見本市」(一般社団法人 日本家具産業振興会、日本経済新聞社主催)が3月12日から15日までの4日間、東京ビッグサイト東7ホールで開催される。旭川、飛騨、福岡、静岡、徳島など家具産地のメーカーをはじめ50社(200小間)が出展する。
 エントランスを抜けると、日本家具産業振興会(日家振)による森をイメージした企画展示「人と森がつくる、これからの暮らし。」をテーマとしたインスタレーションが来場者を迎える。ウッドチップを敷き詰めた空間に、環境に配慮した各社の家具が、緑に溶け込むように展示されるという。
 商業施設やホテル、レストラン、公共施設向けのコントラクト家具やホームユース家具を中心に、ファブリックやテーブルウェアなど関連製品を加えた空間デザインの提案も見どころの一つ。
 日家振の企画展示「人と森がつくる、これからの暮らし。」は、人(技術・手仕事)、森(環境・木)、暮らし(デザイン・インテリア・家具)をテーマとした緑豊かなインスタレーション展示が行われる。環境に配慮した家具や木工技術を駆使した家具などを展示し、人と森がつくるこれからの暮らしを提案する。また、出展各社の家具を体感できる「プレミアムファニチャー・ラウンジ」も設置される。参加企業は、カリモク家具、カンディハウス、起立木工、コクヨ、シラカワ、日進木工、飛驒産業、冨士ファニチア、フランスベッドの9社。
 会場では、技能五輪全国大会の金・銀受賞者選手による家具製作のデモンストレーションが行われる。
 「サステナブル/ウェルビーイング展示」では、「サステナビリティ」「ウェルビーイング」「デジタルテクノロジーの活用」をキーワードにした家具、素材、設備、加工技術、ソフト・アプリなどのインスタレーション展示が展開される。
 デザイナーズギャラリーSOONでは、国内外の次世代デザイナーを紹介。これからのインテリアと家具の新しい潮流や可能性が提案される。アルチザン・ギャラリーは、個性豊かなオーダーメードインテリアが並ぶ。
 セミナーは最終日まで連日開催される。初日の12日は、林野庁木材利用課の石飛法子氏による「暮らしの中のウッド・チェンジ」、建築家の芦沢啓治氏による「建築家と家具メーカーと空間」。
 13日は日本貿易振興機構(ジェトロ)による「新輸出大国コンソーシアム」の紹介が行われる。
 14日はプロダクトデザイナーの山本大介氏による「マテリアルサイクルとSDGs時代の家具製作の可能性」のセミナーが行われる。
 15日は家具インテリアリサイクル&リニュー協議会副会長の西弘信氏が「廃棄される家具をゼロにしたい! 家具業界が団結!本気の再生循環プロジェクトが始まった!」をテーマに講演する。このほかにも。デザイナーや専門家、大学教授らが登場したトークショーが繰り広げられる。
インテリアコーディネーターによる特別セッションも最終日まで連日開催される。

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