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【第32回 木材塗装基礎講座から ②】 塗膜性能や木材で何を選ぶかがポイント 「木材用塗料の種類と塗装工程」 大谷塗料技術室副室長 小泉 一胤氏

小泉 一胤氏

 塗料の目的は対象物を保護・美装または機能を付与するために、その表面に塗り付ける材料を指す。これら要求性能によって塗料や塗装工程の選択が重要となる。
 塗料は大きく分けて天然樹脂塗料、繊維素塗料、油性塗料、合成樹脂塗料がある。現状でよく使われている塗料についてご説明したい。

■繊維素塗料
 繊維素塗料はラッカーといわれる塗料で、多くはニトロセルロースラッカーで、溶剤の揮発のみで乾燥する1…

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