ニュース2023.09.14
主力の学習家具事業に加えて、プレキッズ事業とスリープテック事業を本格的にスタートしたコイズミファニテック。その新戦略を若林俊宏社長に聞いた。
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――新事業を決断した理由は?
弊社は今年57年を迎える。総合家具メーカーとして長年やってきたが、5年前、事業を学習家具に集約して経営の立て直しを進めてきた。とはいえ学習家具も少子化で厳しさを増している。売上高35億円の学習机事業をしっかり維持した上で、新たにプレキッズ事業とスリープテック事業にチャレンジすることにした。“学びと眠り”の融合で家族の成長と共にあり続けるコイズミファニテック―をテーマに3事業を推進していく。
――プレキッズ事業の狙いは?
いま国が子育て支援を政策に掲げ、注目されている社会環境の中で、われわれは子どもに携わる「知」をさらに追求していきたいと、0歳から6歳児向けの製品開発に取り組んでいくことにした。一部製品は去年発売し、今年2年目になるが、今後さらに事業を拡大していきたいと考えている。
――スリープテックについては?
一人ひとりの快適な睡眠を提案していこうと、優れた技術を持つメーカーとの協力で、300種類のポケットコイルの組み合わせによる寝心地を提案するほか、新たにファイバーマットレス「シルキーファイバー」によるノンコイル化も進めていく。
――今後の計画は?
環境変化のスピードが速い時代に社会課題を解決できる新規事業を今後も立ち上げていく。たとえばプレキッズ事業の中で、パーテイションやチェストなどの段ボール家具は、幼稚園の現場から教諭も簡単に動かせる軽量化の要望を受けて実現した。また保育園の園長さんから、保育士さんたちがひと息つける休憩スペースを設けたいという要請で「room」を作った。こうした現場の声を大事にして、今後もさらなる新規事業に取り組んでいきたい。
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