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★国産木材に特化した総合展示会「WOODコレクション2023」 1月31日と2月1日に開催

企画コーナー
ウッドシティTOKYO

 東京都は、多摩産材をはじめ全国各地の地域材を活用した木材製品の展示商談会「WOODコレクション(モクコレ)2023」を2023年1月31日と2月1日の両日、東京ビッグサイト西1・2ホールで開催すると発表した。リアル展のほか、オンラインによる展示商談会を1月17日から2月17日まで同時開催する。
 モクコレは、建材・什器メーカー・団体などが出展する、建材や家具などの木材製品の総合展示商談会。木材の大消費地である東京において地域材の利用拡大を図ることを目的に開催され、今回で7回目になる。
 同展実行委員会によると、今回は一般消費者に門戸を開放し、消費者向け即売会などの催しを企画。「BtoB」と「BtoC」が両立する総合展示会として開催される。
 BtoB向けには、ビジネスマッチングの専門家による事前の商談設定や、コンシェルジュによるマッチングを強化。木材の商談が充実したビジネス空間を構築するとしている。
 BtoC向け企画では、多彩な催しを通して「木のある暮らし・木に囲まれた暮らし・木や森と共生する暮らし」の普及啓発を目指す。入場は無料だが、事前登録が必要。

【展示エリア】
 全国39都道府県ごとにエリア分けされた、日本各地の木材製品を出展する企業・団体のブース展示。
◆メインステージ=林業、建築、環境、木育、木製品など各界の識者が国産木材の可能性を紹介。
【1月31日】
▽午前11時~正午「川上と川下をつなぐシステム・イノベーションで国産木材の需要拡大を目指そう」鮫島正浩氏(信州大学工学部特任教授、東京大学名誉教授)
▽午後1時~2時「関係性をデザインする木の住まいづくり」山田貴宏氏(ビオフォルム環境デザイン室 代表取締役)
▽午後2時30分~3時30分「森と歩む」岡田明子氏(飛驒産業代表取締役社長)
▽午後4時~5時「小さな村の大きな挑戦!」大谷貴志氏(東京さとやま木香會理事、檜原森のおもちゃ美術館館長)
【2月1日】
▽午前11時~正午「ウッドデザイン最前線~木のまちづくりから木の価値づくりをかたちに」赤池学氏(ユニバーサルデザイン総合研究所所長)
▽午後1時~2時「地域の森林価値と有機的関係性をリデザインする」竹本吉輝氏(トビムシ代表取締役)
▽午後2時30分~3時30分「多摩産木材のぬくもりの中で豊かな感性を育む園舎」小川香代子氏(みらい保育園園長)、吉田良一氏(吉田建築計画事務所代表)
◆プログラム実施コーナー=国産木材の新価値創造、新分野創造や技術を推進する事業者の紹介と出展者プレゼンテーション。
【1月31日】
▽午前11時~正午「国産材活用のご提案―1本の木を使い切る」清水文孝氏(丸紅木材)
▽午後1時~2時「CLTを用いた非住宅建築物の魅力と設計・施工のポイント」車田慎介氏(銘建工業木質構造事業部直需課課長)
▽午後3時~4時「日本の里山を、おいしく循環させる」古谷知華氏(日本草木研究所共同代表)、木本梨絵氏(同研共同代表)
【2月1日】
▽午前11時~正午「フェアウッドを常識に~国産材、地域材を活用したものづくり」野村由多加氏(ワイス・ワイス)
▽午後1時~2時「根羽村森林組合のトータル林業~森づくりから森を活(い)かした木のある暮らしへ」今村豊氏(根羽村森林組合参事)
▽午後3時~4時「東京の木と国産材の新たな活用を目指した、福祉作業所での木製品作りと林福連携」野口省子氏(kitokito代表理事)
【マッチング企画】
◆特別商談会=来場者(バイヤー)と出展者の要望を事前に事務局がヒアリングし、商談予約をセッティングする。
◆コンシェルジュ=木材業界とビジネスマッチングの専門家5人が常駐し、建材・製品の出展者を紹介する。オンライン展でもチャットまたはビデオ通話で実施。
【企画コーナー】
◆五感につながるWOOD SPACE=健康に良い影響を与える木材の効能紹介など、国産材を体感できる空間展示。
◆五感が広がるWOOD LIFE=生活の中で木と人をつなげる製品の企画展示。購入も可能。
◆ウッドシティTOKYOモデル建築賞/受賞作品展示コーナー=木材利用の新たな可能性を開拓する革新的・モデル的な建築物、木質空間を表彰するコンクール受賞作品をパネル展示。

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