ニュース2019.03.06
独自のフルハイトドアのブランド展開に力を入れている神谷コーポレーション湘南はイタリアで隔年開催される国際建材見本市「メイドエキスポ」に日本のドアメーカーで初めて出展する。海外マーケットに向けて製品を厳選していた同社は、このほど出展内容を公表した。
壁紙を貼ったりペイントしたり自由にアレンジできるフルハイトドア「エフエスシリーズ」。ミラノでは扉に葛飾北斎や写楽、喜多川歌麿の壁紙を張り、ホワイトとブラックを基調としたシンプルなデザインのブースで浮世絵の色彩を際立たせる。
ミラノ出展を目的に開発した和モダンドア「ゼンスタイル」は、人が自然に美しいと感じる「黄金比率」を用いて格子を組み、洋風の空間にも高級感をもたらす。
同社の最高級のデザイン力を象徴するフルハイトドア「ファイブクイーンズ」は牝牛5頭分の本革を使った製品。合皮素材がドアに使われるイタリアで、本物の良さをアピールする。
自動ドア「オートマチックドア」は、センサーに手をかざすだけでスムーズに開閉する。機構が天井部に内蔵されているため、自動ドアと分からないほどすっきりしたデザインと障害物の検知機能に優れた高い安全性をポイントに展開する。
このほか、ペット用のドアを設けた「フルハイトカロ」は大型犬に対応、クルーズトレインのドアハンドルをデザインした「すがたかたち」製の木製ハンドルを採用した「タモ」を展示する。
「やはり格好いいのはイタリアのドア。思い入れ、デザイン性、作り込みを含めて世界一だと思う。技術、塗装も素晴らしい」と認める神谷忠重社長は「デザイン性では今やイタリアに追いつき、追い越したとさえ感じている。レパートリーもはるかに多い」と意気込む。また「国内でフルハイトドアをご採用いただいたお施主さまに『世界で認められているフルハイトドアを選んで良かった』と満足していただきたい」と語った。
同見本市は3月13日から16日までミラノのローフィエラで開催される。2017年は1031社が出展し、世界121カ国から10万5000人が来場した。
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