視点2017.05.17
「WIW in 春日部」の会場となる匠大塚春日部本店で、かつてないインテリアの「実験」が行われる。
それだけで一つの小宇宙を持つと言われる盆栽と匠大塚春日部店の高級家具を使い、いかにインテリアコーディネートするか。「家具は盆栽に負けるのではないか」という声もあるほどの難題に挑戦する。
デザイナーの喜多俊之氏は「花1本生けるだけで印象が一変するようなコーディネートセンス」が問われるという。
着物を使った和硝子は、小皿から壁に飾るアート、金魚鉢まで多彩な展示を披露する。そのコーディネートも注目される。
これらの和のアイテムと高級家具の出会いをiconが演出する。
一方、インテリアコーディネーターの草分け、町田ひろ子氏は「和の部屋作り」について講演。同氏主宰の町田ひろ子アカデミーは、同店の家具に日本画をミックスした展示を披露する。
2020年に開催される東京五輪・パラリンピックに向けてインテリア業界に求められているのは、海外からの観光客を迎える「和のコーディネートセンス」。ひいてはそれが、日本の家具・インテリアの輸出競争力につながるのは言うまでもない。