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★700ブランドが参加したオリーブオイル国際コンペ授賞式が渋谷で開催 デザイン審査にジャスパー・モリソン氏、セシリエ・マンツ氏も参加

JOOPの受賞者たち(写真提供:在日イタリア商工会議所)
渋谷で行われたJOOPの授賞式(写真提供:在日イタリア商工会議所)

 オリーブオイルの最高峰であるエクストラバージンオリーブオイル(EVOO)の国際コンペティション「Japan Olive Oil Prize(JOOP)」(在日イタリア商工会議所主催)の授賞式が渋谷ヒカリエ(東京都渋谷区)で行われた。
 JOOPは、EVOOの品質向上を推進するとともに、オリーブオイルの専門的な講習会であるマスタークラスやテイスティング、教育プログラムを通じて、日本の消費者が高品質な製品を見極める力を養うことを目的としている。
 今年は25カ国から691ブランドがエントリーし、過去最多の参加数を記録した。国別では、イタリア(204)、トルコ(121)、ギリシャ(94)、スペイン(78)、日本(17)。専門家12人で構成される国際審査員団が、国際基準に基づいたブラインド・テイスティングなどを行って受賞者を選出した。
 ベスト・オブ・JOOPの1位は伊プーリア州のINTINI(インティーニ)「BIO Coratina」が受賞した。日本のメーカーでは、ファームビレッジ湘南の「湘南早摘みブレンド」が「ベスト・オブ・JOOP」3位、「べスト・オブ・カントリー」、「ベスト・オブ・ブレンズ」を受賞した。
 オイルの品質だけでなく、ブランドロゴやボトル、パッケージなどのデザイン性とコミュニケーション力を評価する「デザインアワード」も設けられており、伊Azienda Agricola Vescovi(アジィエンダ・アグリコーラ・ヴェスコヴィ)の「LI SICULARI(リ・シクラーリ)」が1位となった。同社はシチリア島に生産拠点を持つ。デザイナーのジャスパー・モリソン氏(英国)、セシリエ・マンツ氏(デンマーク)とファビオ・フィリッピーニ氏(イタリア)、建築家の長谷川豪氏が審査員を務めた。
 在日イタリア商工会議所事務局長のダヴィデ・ファントニ氏は「日本は高品質なエクストラバージンオリーブオイルにとって戦略的市場として、世界中の生産者から認識されている」。日本人初のオリーブオイル鑑定士で国際審査員パネルリーダーを務めた山田美知世氏は「参加数の増加に加え、出品オイル全体の品質も大きく向上した。特に日本の生産者の参加が増えていることを大変うれしく思う」とコメントしている。
 GTAIC(Global Trade Algorithmic Intelligence Center)のデータによると、2024年の日本の輸入額は約3億8300万米ドルに達している。一方で、一人当たりの年間消費量は約0.4㌔㌘(国際オリーブ協会)にとどまっている。主な供給国はスペイン(53.2%)、イタリア(35.8%)、トルコ(8.1%)、地中海式食生活への関心の高まりを背景に、日本は世界中の生産者にとって有望な市場となっているという。
 受賞オイル一覧はhttps://jooprize.com/

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