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★折りたたみチェア「クロッサWOOD」にウッドデザイン優秀賞 カリモク家具とイトーキの技術が融合

クロッサWOOD

 カリモク家具(愛知県知多郡東浦町)は11月11日、イトーキ(東京都中央区)と共同開発した木製折りたたみチェア「クロッサWOOD」が、日本ウッドデザイン協会が主催するウッドデザイン賞2025のライフスタイルデザイン部門で優秀賞(林野庁長官賞)を受賞したと発表した。
 同社によるとクロッサWOODはオフィスでの利用を想定した折りたたみ可能なチェアで、座り心地の快適性と身体へのフィット感に優れている点や、収納・移動のしやすさといったオフィスチェアに求められる機能性、木質化による空間の質的向上を両立している点が高く評価された。デザインは中村保弘氏(バウデザイン)と竹谷友希氏(イトーキ)。
 カリモク家具の生産技術と、イトーキのワークシーン設計力が融合して強度とデザイン性を両立、ダイニングチェアのようなシルエットを備えながら折りたたみ・自立・ネスティング収納を可能にした。
 背座には家具用材としてあまり用いられてこなかった国産広葉樹のクリ材を採用、その軽さを機動性に生かし、国産材活用の新しい方向性を示したとしている。
 ウッドデザイン賞は、木の良さや価値をデザインの力で再構築することを目的として、優れた建築や製品、研究などを評価する顕彰制度。11回目となった今回は応募総数327点のうち206点が入賞。優秀賞など上位作品は12月10日から12日まで東京ビッグサイトで開催されるエコプロ2025で展示が予定されている。

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