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★長く使い続けられる家具 新和「stiiilll」にグッドデザイン賞

左からleg、shelf、box
有孔ボード、ミラーなどを組み合わせたアパレル店舗のイメージ

 新和(千葉県東金市)は10月17日、同社のファニチャーブランド「stiiilll(スティール)」が2025年度グッドデザイン賞を受賞したと発表した。
 同社によるとスティールは、shelf(シェルフ)、box(ボックス)、leg(レッグ)の3つの製品で構成するシステム家具ブランド。
 シェルフは、ポールの突っ張りで内装を傷つけずに固定・設置できる支柱2本と棚板4枚を基本セットにしたシンプルなスチール家具。空間に合わせて棚や支柱を増減して多目的に利用できる。
 ボックスは単独でも、積み重ねても使える収納棚。オフィスで資料や文具の収納、ショップでのディスプレイ什器などとして利用できる。
 またレッグは、天板と組み合わせてテーブルや陳列棚として使える馬脚で、S・M・Lの3サイズがあり、作業台やローテーブル、ひな壇、陳列棚など目的に応じて自由に組み合わせることができる。
 スティールの素材には、鉄の製造工程で生じる副産物を利用し、環境が変わっても継続して使用できるデザインと構造により、家具の買い替えに伴う資源の無駄を削減するとしている。

 循環型経済をサポートする柔軟で将来対応型のソリューションを提供

 グッドデザイン賞審査員の評価コメント
 スティールは、鉄鋼製造の副産物を美しくミニマルなモジュール式家具に変える先進的な家具ブランド。持続可能性と柔軟性を念頭において設計されたスリムで適応力のある構造は、オフィス、店舗、スタジオ、家庭など、あらゆる空間に難なくフィットする。従来の固定店舗システムの枠を越えて、循環型経済をサポートする柔軟で将来対応型のソリューションを提供する。デザイン性と環境責任の両方を高めるスマートで持続可能な家具。

オフィスで資料や文具の収納棚として
高さ違いのlegを組み合わせてディスプレイ什器に
オーク材を用いたlegは温かみのあるナチュラルな空間を演出

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