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★朝日新聞社オフィスをリニューアル イトーキ“あえて通路を作らない”空間設計採用

リニューアルされた朝日新聞社のフロア

 イトーキ(東京都中央区)は7月2日、同社が昨年手掛けた朝日新聞社のオフィスリニューアル事例をネットサイト「ITOKI WORK―Style Design」で公開した。
 同社によると、朝日新聞社は新部署の発足に伴い、東京・中央区にある本社オフィスの1フロア約2430平方㍍をリニューアルし、各拠点に分散していた従業員850人が集まって活発にコミュニケーションできる新たなオフィスを構築した。
 このプロジェクトでイトーキは、プロジェクトマネジメント、レイアウトデザイン、インテリアデザインを担当。「CLEAR」をコンセプトに、組織やコミュニケーションの透明性を高め、オープンな「協働」を促すことを目指して計画された。
 フロア中央には「センターコア」と呼ばれる象徴的な空間を設けるとともに、オフィス全体に執務エリアや集中ブースなどの機能を自由に配置し、その間を人が縫うように移動する“あえて通路を作らない”ゾーニングを採用。オフィス内で予期せぬ出会いや会話が生まれやすい「仕掛け」を施したという。
 新聞社らしさを表現するインテリアとして、来客エリアには新聞紙を裁断して固めたオリジナルの天板のテーブルを採用。フロアや会議室のサインには新聞カラー印刷の原理となる減法混色やトンボマークをインテリアデザインに取り入れた。
 この結果、従来の新聞社オフィスから脱却し、最先端の働き方を体現する空間として、従業員同士のクリアな関係性を築くとともに、新たなビジネス価値創造に貢献する場になっているという。
 詳細はITOKI WORK―Style Design

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