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★旭川家具の祭典「Meet up Furniture Asahikawa2023」開幕

あいさつする旭川家具協同工業組合の藤田哲也理事長
ADWミュージアムで21日に行われたオープニングのプレスプレビュー

 家具産地・北海道旭川とその周辺地域の新作家具が集結した家具展示会「Meet up Furniture Asahikawa2023」(主催・旭川家具工業協同組合)が6月21日に開幕、旭川デザインセンターと各社ショールームなどで、旭川市、東川町、東神楽町などの家具メーカー、工房、ショップ、デザイン事務所が参加し、25日まで新作などが披露される。
 6月17日から25日までの9日間、旭川市とその近郊地域を舞台にしたデザインイベント「あさひかわデザインウィーク(ADW)」と連動して開催されている。
 2015年に「あさひかわデザインウィーク(ADW)」として新たにスタートした旭川家具の産地展は、2020年は新型コロナウィルス感染拡大の影響で中止となり、21年はオンライン開催、22年は感染予防を行いながらの開催となった。旭川家具協同工業組合の藤田哲也理事長は21日、グランドオープンした旭川デザインセンターのADWミュージアムで「完全に以前の状態に戻って開催できて非常にうれしい。今回は新たにプロジェクトを立ち上げるとともに、産地再興のテーマをもって、家具の聖地、旭川として発信していきたい」を開催の喜びを込めてあいさつした。
 昨年、市政100年を迎えた旭川市の今津寛介市長は「旭川家具は、これからの100年を目指していく上で、町に魅力を高め人を引き付ける大きな役割を担っている。高い技術とデザインをかね備えた家具産地としての旭川家具の認知度は、国内のみならず海外でもますます高まっている」とメッセージを寄せた。
 22日から24日の各日、トークイベント「クロストーク」が開催されている。プログラムは次の通り。
 ◇人類学とデザインの共創 ー デザイン都市・旭川の未来(22日午後4時~午後5時) 多摩美術大学教授で人類学者の中村寛氏と、ユネスコ・デザイン都市である旭川市のチーフデザインプロデューサー(CDP)で、KESIKI INC. 代表取締役の石川俊祐氏を招いて「人類学」と「デザイン」という2つの視点から、デザイン都市・旭川の未来について語る。
 ◇ウェグナー賞受賞者が語る、ウェグナー作品の真髄と旭川家具の未来(23日午前11時~正午) 今年ウェグナー賞を受賞し、現在旭川家具メーカーの匠工芸とともに製品開発を行なっているデザイナー、アンカー・バック氏をデンマークから招いて、同賞の第1回受賞者である織田憲嗣氏とともに、ウェグナー作品の真ずいと二人から見た旭川家具について語る。
◇ビッグボスチェア開発秘話 - 北海道ボールパークFビレッジと旭川家具の共創(24日午後1時30分~2時30分) 北海道日本ハムファイターズの新球場、「北海道ボールパークFビレッジ」に設置された、新庄剛志監督専用の椅子「ビッグボスチェア」の開発秘話を中心に、「世界がまだ見ぬボールパーク」として話題の北海道ボールパークFビレッジと旭川家具の共創について語る。

詳細は こちらから。

17日にグランドオープンした旭川デザインセンターのADWミュージアム

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