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★収納ベッド6割が「満足」だが課題も山積 インテリアオフィスワン調査

 家具・インテリア製品販売のインテリアオフィスワン(さいたま市大宮区)は、収納付きベッドやチェストベッド購入者を対象にしたアンケートを5月30日から6月6日に実施し、このほど結果を公表した。それによると、使用している収納ベッドの種類は「引き出しタイプ」が約8割を占め、価格帯は「3万円以上、5万円未満」が最も多かった。6割以上の人が「使用に満足」と回答したが、課題について「出し入れが面倒」、「思ったより収納できない」という意見も多かった。
 アンケートは、収納付きベッド・チェストベッドを購入したことがある人300人(男性190人、女性110人)を対象に実施された。
 同社発表の主な設問と回答は次の通り。
 ◇収納ベッドを購入する際に期待していたこと=「収納スペースの大幅な増加」が最も多く、次いで「効率的な収納方法の確立」、「部屋を広く見せる効果」、「散らかった部屋の解消」、「別の収納家具を減らす」などの回答が続いた。
 ◇購入した収納ベッドの種類=約80%の人が「引き出しタイプ」で、床面全体を持ち上げて開閉する「跳ね上げ式タイプ」は15%、タンス並みの収納力がある「チェストタイプ」は7%にとどまった。
 ◇購入したベッドの価格帯=「3万円以上5万円未満」が37%と最も多く、「5万円以上10万円未満」は33%。「3万円未満」も17%あった一方で「20万円以上」の高額回答は2%だった。
 ◇実際に収納ベッドを使ってみての効果=収納スペースの増加については「非常に満足」と「やや満足」を合わせて66%。部屋を広く見せる効果については「非常に満足」と「やや満足」が合計58%。また全体的な満足度については「非常に満足」と「やや満足」が65%を占め、「あまり満足していない」、「全く満足していない」という回答は合わせて14%だった。総合的に見て収納ベッドに期待していた効果が得られたと感じている人が多いことがうかがえるとしている。
 ◇収納ベッドの課題と改善点=「収納の出し入れが面倒」、「思ったより収納できなかった」という回答が最も多く、次いで「きしみ音がする」「組み立てが大変だった」という回答も多かった。
 ◇収納しているもの=「オフシーズンのもの」が圧倒的に多かった。

 このほか自由回答で「効率的に収納できたと感じる物」を聴くと▽日常的に着る衣類▽タンスに入りきらない衣類▽寝具▽来客用の布団や座布団▽カーペット▽小型の家電製品▽ゲームソフト▽CDやDVD▽書籍や漫画▽趣味のもの(絵画の道具、旅のお土産、人に見られたくないものなど▽処分を迷っている衣類や書籍▽スキー板、スノーボード、サーフボード▽スーツケースや普段使わないバッグ▽思い出のアルバムや表彰状▽おもちゃ▽新聞の切り抜き▽重要な書類(家電製品の保証書、説明書など)▽工具▽貴重品▽防災グッズ―など多岐にわたった。
 ◇収納部分の使い勝手について改善してほしい点(自由回答)は▽引き出しをもっと軽く、開閉しやすく▽きしみ▽狭い部屋で引き出しを開ける際、場所を取る▽奥のものを取り出しやすい構造にしてほしい▽引き出しの奥行や高さがもっとほしい▽内側に可動性の仕切りがほしい▽引き出しが2段ほしい▽ほこりが気になるので気密性を高めてほしい▽通気性を良くしてほしい▽頑丈なつくりにしてほしい▽跳ね上げ式をもっと簡単に軽く開けられるようにしてほしい▽両サイドから引き出しが開けられると良い▽引き出しに指を挟まない安全設計がほしい―など引き出しタイプについての回答が大半を占めた。

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