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★柚木沙弥郎の色とかたちを楽しむ暮らし展 飛騨産業、高山店で開催 春の高山祭『幻の祭屋台』も登場

「ダンラン」を張ったソファ「森のことば」のコーディネート
帆布「クツロギ」を張った「第七號椅子」

 飛騨産業(岐阜県高山市)は、染色家の柚木沙弥郎(ゆのき・さみろう)氏デザインによるオリジナル生地を用いた家具やグッズなどを展示販売する「柚木沙弥郎の色とかたちを楽しむ暮らし展」を4月1日からHIDA高山店で開催する。
 会場では柚木氏デザインの「ダンラン」を張地にしたソファ「森のことば」や、同「クツロギ」を張った「第七號椅子」が展示されるほか、春の高山祭(4月14―15日)に合わせて祭屋台の「指南車(しなんしゃ)」が公開される。
 指南車は、車上の仙人像が常に南の方角を指すよう設計された車で、古代中国の王がこの指南車によって霧の中でも迷わず戦に勝利したという伝説がある。
 飛騨地方では江戸時代から「南台車」という呼び名で存在していたが、明治の大火などにより失われてしまったという。
 展示される指南車は2020年に、活エネルギーアカデミーEnepoが中心になって支援者を募り、飛騨産業も参画して復元されたもの。
 指南車の車体を飾る見送り幕に柚木氏の図案が用いられており、同社では柚木作品の自由で楽しい世界を高山祭と併せて楽しんでほしいとしている。
 柚木沙弥郎氏は1922年生まれの100歳。戦後、大原美術館に勤務。そこで芹沢銈介の型染めの暦に出会い感銘を受ける。民藝運動のリーダー・柳宗悦の著書にふれ、工芸への関心が深まり芹沢銈介のもとに弟子入り。その後、染色作品のほか絵本や版画など数多くの作品を発表。日本を代表する染色家として現在も精力的に活動を続けている。
 ◇柚木沙弥郎の色とかたちを楽しむ暮らし展は4月1日~5月7日、HIDA高山店森と暮らしの編集室(岐阜県高山市名田町1―82―1。JR高山駅乗鞍口から徒歩15分。電話0120・606・655)。

柚木沙弥郎氏
復元された祭屋台「指南車」
展示販売される各種グッズ

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