ニュース2023.02.15
 マレーシア国際家具見本市(MIFF)が3月1日から4日までの4日間、クアラルンプールで開催される。マレーシア国際貿易展示センター(MITEC)とクアラルンプール世界貿易センター(WTCKL)2会場にわたり約600社が出展する。140の国と地域から2万人の来場を見込んでいる。主催はインフォーママーケット。
 今回はアジア家具フォーラム(AFF)による「ジャパンパビリオン」が初めてMIFFに登場する。出展はフランスベッド、パナソニックハウジングソリューションズ、向陽技研、チヨダコーポレーション、大地コーポレーション、イケショウの6社。約90平方㍍のスペースに展開される。
 MIFFが3月に本格開催されるのは2019年以来4年ぶり。この間、オンライン見本市「MIFFファニバース」でその灯を絶やさず、昨年7月にリアル開催の復活をアピールした。新たにゼネラルマネジャーに就任したケリー・リム氏は「MIFFがコロナ前の規模に戻ったことをうれしく思う。不安を抱えながら過ごしたここ数年だったが、これからもグローバルな産業と貿易の成長を促す」とMIFFの復活をアピールしている。
 MIFFは、マレーシアをはじめ日本、中国、インド、インドネシア、韓国、シンガポール、台湾、タイ、ベトナムからの出展が集まる東南アジア最大級の見本市。欧米やオーストラリア、中国、インドなど世界各国からバイヤーが集まる。
 マレー半島最南部のジョホール州にある地方都市の家具産地、ムアーからも多くの家具メーカーが出展する。MIFFは2013年にムアー家具協会(MFA)と提携。出展家具メーカーの3分の1を占める約200社が出展している。
復活をアピールするMIFF3つの特徴
 19年に25周年を迎えたマレーシア国際家具見本市(MIFF)は、14カ国・地域から約600社の出展を迎え、主催者によると出展社全体の売り上げは、10億1000万㌦に上った。 国営ベルナマ通信によると、同国の昨年1~7月の家具輸出額は前年同期比18%増の85億リンギット(約2638億3000万円。木製家具輸出額は69億3000万リンギットで前年同期比14.4%増となっている。
 MIFFには3つの特徴がある。まずホームユースからオフィス家具まで一堂に展示されること。
 これまでその価格の安さが注目されてきたが、「ファニチャーデザインコンペティション(FDC)」を開催して若手デザイナーの育成に力を注いでおり、発想豊かなデザインの製品も見られることも特徴。日本にOEM供給していた企業による独自ブランドのローンチも増えており、東南アジアのデザインの最新トレンドがわかるのが特徴だ。今回はFDCで最優秀賞を受賞し、ミラノサローネのサローネサテリテにも作品を出展したリム・ボ・チャン氏が若手デザイナーの展示企画をサポートする。
 3つ目はマレーシアの木材関連会社が出展する企画展示「ティンバーマート」。ラバーウッドだけでなく、多様な南洋材とその加工技術や屋内屋外での使用事例を展示している。マレーシア木材産業委員会(MTIB)は、25年までに木材輸出額を280億リンギット(約8762億円)増やすことを目標として掲げている。
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