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★天板に革張りの上質感 イビケン「アップボーンレザーファイバシート」新サイズ発売

アップボーンレザーファイバシート
テーブル天板への加工例

 建築資材と家具什器製造販売のイビケン(岐阜県大垣市)は4月17日、上質でサスティナブルな内装用化粧材「アップボーンレザーファイバシート」に、長さ2400㍉の新サイズを追加すると発表した。
 同社によるとアップボーンレザーファイバシートは、革製品の端材をアップサイクルした環境負荷の低いサスティナブルな内装用化粧材。革製品のような感触や香りが特徴で、机の天板などに使用でき上質感を演出する。
 これまで長さ15㍍と4・8㍍の2サイズだったが、テーブルなどの天板製作時に余りが出てしまうことから、ユーザーからの「もう少し小さいサイズが欲しい」という要望を受けて今回、建築業界で広く使用されている4×8サイズに近い約1200×2400㍉の新サイズを企画したという。
 主な用途は、テーブル・デスクの天板表面、収納家具の表面、引き出し内張り、建具・パーテーションの表面など。
 アップボーンレザーの特徴について同社では①ベニヤ、合板、MDFなどの基材に貼りやすく、家具のデザインに豊かな表情を与える②曲面や複雑な形状にも対応でき、デザイナーの創造性を引き出す③最大長さ15㍍で大きな什器に継ぎ目のないデザインも可能―などをあげている。
 2023年6月発売以来、ホテルや百貨店、住宅などで採用され、その上質な素材感とサスティナビリティへの貢献から高い評価を得ているという。
 新製品の販売単位は、幅1・44㍍(有効寸法1・4㍍)×長さ2・4㍍。厚さ1・2㍉。設計価格は4万2000円。色は7色のダルトーンカラーに加えて、用途が広いブラックは2種類のエンボス加工が用意されている。

デスクや曲面への加工例
アップボーンレザーファイバシートの製造工程
素材の約60%に本革の端材を使用

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