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★社員のコミュニケーション不足解消へ 神谷コーポレーション湘南がオフィス整備

ショールームスペースもフリーアドレス席として使用
自社製品のドアを天板にして作った突板のテーブルを使用

 室内ドア専門メーカーの神谷コーポレーション湘南(神奈川県伊勢原市)は、同社に隣接して伊勢原ファクトリーショールームを10月に開設、これに合わせてオフィスにフリーアドレスを導入したワーキングスペースを整備したと発表した。テレワークなどによる社内コミュニケーション不足の解消が狙い。
 同社によると「心地よいカフェのような空間」を目指したというワークスペースには、フリーアドレスを導入とともに大小のグリーンを配置し、有線放送を導入して音楽でもリラックスできるような環境を整えた。
 社員のテレワークは現在も継続しているが、出社日に社員はノートパソコンを持ち歩いて、隣接のショールームスペースを含めた好きな席で業務を行い、部署の垣根を超えたコミュニケーションを図っている。
 またショールームへの来場客も、仕切りのないワークスペース横や窓から社員の働く姿を見ることができる造りになっている。
 同社では「お客さまに社員の顔が見えることで商品への安心感を持っていただき、社員にとっては、お客さまと笑顔で挨拶を交わすことで商品を喜んでいただいていることを実感でき、モチベーションアップにつながる」としている。
 フリーアドレス導入について社員からは「席が無くなると聞き多少不安もあったが、普段交流のない他部署の人といろいろ話せるようになった」「ショールームスペースには緑が多く、ここで仕事をすると癒される」「お客さまが笑顔で挨拶を返してくださってうれしかった」などの感想が聞かれるという。
 同社では、今後もコロナの影響の先行きは予測が困難な時代が続くと予想されるが、これからも働きやすい環境を整え、業務効率のアップにつなげていきたいとコメントしている。

10月にオープンした伊勢原ファクトリーショールーム

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