ニュース2021.09.03
インテリア界のパリコレと呼ばれるパリの展示会「メゾン・エ・オブジェ」が9月9日から13日の日程で開催される。同展で2013年から照明デザインをテーマにしたオフィシャル展示「LIGHT TREND(ライト・トレンド)」をプロデュースしている石井幹子、石井リーサ明理の両氏が9月2日、今年の展示内容を発表した。
両氏によると今年のテーマは「beyond」。ポスト・コロナ時代に向け、これまでを超えたライティングとライフスタイルの在り方を提案するとしている。会場となるパリ・ノール・ヴィルパントの6ホール内に設けられた65平方㍍のLIGHT TRENDブース(J73)には、協力企業が提供する最新の照明器具や家具、インテリアによるコンセプト展示が予定されている。
石井幹子氏によると、ブースの半分は住宅やホテルの室内を表現、もう半分はアウトドア・エリアを想定しているという。
アウトドア・エリアでは、スタンレー電気の2種類の最新鋭の投光器「レッズフォーカス・プロ」と共に、世界で唯一のゴールド光LEDが紹介され、石井幹子氏デザインの光彫刻「ゴールデン・コラム(黄金の柱)」をよりゴールドに輝かせるという。
もう一方の室内エリアでの主な出展製品は次の通り。
◆光オブジェ「リリオ」=石井幹子、石井リーサ明理の両氏オリジナルデザインによるオカムラのライトオブジェ兼コート掛け。製品内部にはマスクやスマートフォンなどの小物を収納できるスペースがあり、スタンレー電気の深紫外線光源「AℓNUV」によりウイルスや細菌を不活化する。ハンドセンサーにより製品に触れずに扉の開閉や操作ができる。
◆オカムラ「オヴィルス」シリーズのベンチとスツール=腰掛けの中に収納スペースがあり、帰宅後すぐに脱いだ靴やマスクなどを収め、スタンレー電気のAℓNUVによりウィルスを不活性化する。石井両氏によりデザインされた。
◆エアウィーヴマットレス=東京五輪の選手村で紙製ベッドとともに使われたマットレス。中材は肩・腰・脚の3つに分割され、それぞれ表裏で硬さが異なり、各パーツの位置を入れ替え、裏表ひっくり返すことで、各部位の硬さを自由に変えられるのが特徴。
◆一人用ワークブース「ドレープ」(オカムラ)=吸音パネル仕上げで容易に囲いが作れて、軽いためさまざまなスペースや対応できる「もう一つの特別個室」。メゾン・エ・オブジェ会場ではブース内部を光によって癒しの効果などを演出するという。オカムラの「ライブ・ワーク・チェア」と組み合わせて在宅ワークへの対応や、オープンデスク方式のオフィス、ホテルロビーなど広いスペースの一部の有効活用を提案する。
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