ニュース2020.12.12
小田急エージェンシー(東京都新宿区)は12月11日、小田急電鉄の特急ロマンスカーの座席シートなどの車内装備品を天童木工(山形県天童市)などとのコラボにより製品化した4種類8アイテムを数量限定で発売した。販売期間は2021年2月28日まで。
21年4月に開業予定の「ロマンスカーミュージアム」で展示予定の特急ロマンスカー・SE(3000形)の思い出を共有するプロジェクト「Romancecar Memorial Parts Project vol.3」の第1弾として企画された。
SEは小田急特急のイメージを一新させた流線形の車両で、当時の狭軌鉄道の世界最高速度(時速145㌔)を樹立し、新幹線の開発にも影響を与えたという。
発売された商品は次の通り(価格は税込み)。
①SE・ウッド・ダイニングチェア=ナラ木目の美しい背板や座り心地のよい座面形状が特徴の天童木工の定番チェアで座面にSEのシートを採用。販売数20脚で各6万円。
②Super Expressキッズチェア(大)=ホワイトビーチの美しい木目と丸みのあるデザインのキッズチェアで、SEの座席生地が使われている。対象年齢は9~12歳程度。価格は6万円で販売数20脚。
③同キッズチェア(小)=対象年齢3~8歳程度。5万5千円、販売数20脚。
④SE・ウッドハンガー=ゼブラウッドの銘木を天童木工の成形合板技術を生かして立体的に造形したテーラードハンガー。特徴的なツートンカラーはSEをイメージしている。4万円、販売数30個。
⑤~⑧SE・ロマンスウォッチ=SE車内のカーテンを文字盤として活用したオリジナルの腕時計4種。機構部にはシチズン時計マニュファクチャリング社製のクォーツを使用。2万円で販売数は各100個。
小田急エージェンシーによると販売収益の一部は、引退したロマンスカー車両の保存管理費用として活用される。グッズ購入者には小田急電鉄発行の「購入証明書」を発行。さらに合計7万円以上(税込み・配送料別)の購入者から抽選で100人をロマンスカーミュージアム開業に先がけて実施される体験会に招待するとしている。
プロジェクトの特設サイトは https://www.odakyu.jp/romancecar/se_memorial
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