ニュース2019.09.25
ミラノサローネのレッドカラーが日本に上陸―。三越伊勢丹は9月18日から30日までの13日間、「ミラノサローネ国際家具見本市(ミラノサローネ)」を運営するイタリア家具工業会社(Federlegno Arredo Eventi Spa、略称FLA Eventi)とのコラボレーションによる同見本市のプロモーション「Salone del Mobile. Milano ISETAN SHINJUKU」を伊勢丹新宿店本館5階で開催している。ミラノサローネの日本での公式プロモーションは初となる。
会期中はミラノサローネのインスタレーションをはじめ、今回のプロモーションのためのオリジナルムービーを流している。
会場構成はイタリアの建築家・デザイナーでカルテル社のディレクションも担当しているフェッルッチョ・ラヴィアーニ氏が担当。イタリアの歴代のデザイナーたちに捧げる構成になっている。天井から吊り下げられたミラーボールや、ジオ・ポンティ、ヴィーコ・マジストレッティ、マルコ・ザヌーゾら11人のデザインの巨匠たちを通して、大型スクリーンでイタリアデザインの歴史を語る構成になっている。
ラヴィアーニ氏によると「ショーウィンドーは、サローネ・デル・モービレ・ミラノのトレードカラーである赤一色に染め、大型スクリーンに次々に現れる巨匠たちと、その作品群の画像が通行人を魅了する」。
本館5階の会場は「できるだけ他の世界からかけ離れた空間に演出し、訪れる買い物客が異空間を楽しみながら体感できるインスタレーションになっている。サローネ・デル・モービレ・ミラノのロゴで飾られた赤い壁で囲い、内部のミラーボールが空間を拡張する視覚効果を発揮し、投影されるビデオのコンテンツを通して、国際イベント、サローネ・デル・モービレ・ミラノの魅力を再発見していただける」と説明している。
18日開催されたオープニング・レセプションで三越伊勢丹MD統括部ライフデザインMD統括部統括部長の木村観邦氏は「今日という日を心待ちにしていた。4月に開催されたミラノサローネは38万人を超える方々が来場したと聞いている。日本の家具インテリアのマーケットはバブル以降、市場が半分になった。10年たってそこから着実に市場が伸びているが、その間にカテゴリーキラーが台頭している。私どもが追及するのは本物と本質。われわれはミラノサローネを東京でお披露目し、多くの日本の方にデザインの素晴らしさとミラノサローネをしっかりと伝えたい」とあいさつした。今後はFLA Eventiと協議しながら、このイベントを継続的に発展させていくという。
駐日イタリア大使のジョルジョ・スタラーチェ氏は「これを機会にミラノサローネへの日本人の訪問者が増えるだろう。2月にスタートした日本・EU経済連携協定を機に、メードインイタリーが日本に輸入されることを確信している」とインテリア製品の日本市場への浸透に期待を込めた。
★廃番品など新品家具多数を展示 万歳家具、愛知県豊田市にアウトレット専門店
ニュース2025.07.31
★日本能率協会が建築系学生対象にプロジェクトデザインコンペティション実施
ニュース2025.07.30
★クラッシュプロジェクトにラタンシリーズ 関家具、ラウンジチェアなど発売
ニュース2025.07.30
★別注家具のデザイン提案を高速化 アダル、生成AI技術で新サービス
ニュース2025.07.29
★籐家具の風間、宮大工集団と新事業 「横濱黎和モダン推進協議会」を設立
ニュース2025.07.28
ニュース2025.07.28
★秋田木工とコラボでカウンターチェア アスプルンド「NEMARU」シリーズ
ニュース2025.07.26