ニュース2026.06.25
使用済みのスプリングマットレスを解体・分別する「スプリングマットレス解体体験合同研修会」が6月24日、家具の大正堂物流拠点(東京都町田市)で開催された。家具インテリアリサイクル協会(FIRA)主催のこの催しには、家具の大正堂経営幹部や販売店店長らをはじめ、FIRA会員企業など33人が参加した。
初めに西弘信FIRA代表理事が、家具業界が取り組んでいるリサイクル事業や研修会の目的について「使用済みマットレスを焼却処分するのではなく、鉄やRPF(固形燃料)に再生するため、スプリングと生地、ウレタンに解体する。その作業を自ら体験して製品開発や営業に反映していく。さらにリサイクルに必要な協力費を店頭で顧客に説明できる環境を整備していくことが課題」と説明した。
続いてマットレス解体についてビデオを交えて説明を受けた後、参加者は7チームに分かれて作業に入った。
各チームは約1時間にわたって、ボンネルコイルとポケットコイルの2種類のマットレスの解体に取り組んだ。側生地をカッターで切り開き、コイルの取り付け金具をニッパーで外し、最後にコイルを回収する。特にポケットコイルマットレスは何列にも並ぶポケットを一つひとつカットしてコイルを取り出さなければならないため、時間切れになるチームも。
リサイクルを家具業界全体の取り組みに
実習後、意見交換会に移り、各チームは解体作業とリサイクル協力費についての意見を表明した。以下はその要旨。
▽ポケットコイルの処理が手間がかかる。お客さまにはリサイクル協力費が社会貢献に使われるというイメージを持ってもらえることが大事ではないか。
▽これまでやってきた不要家具の引き取り処分と、リサイクルという表現の違い、これをどうやって伝えられるかが重要。
▽大変だというひと言だ。これをお客さまに伝える前に私たちは、しっかり理解して所属の部門に伝えていくことがカギになる。
▽協力費については、お客さまにどういうメリットがあるのか説明できることが必要。
▽マットレス以外の家具にもリサイクルを広げていくことが、業界の盛り上がりにつながっていくと思う。
▽家電リサイクルのように、家具リサイクルの認知が浸透していくには時間も必要だが、店頭などでお客さまに直接伝えることが大事。
▽メーカーと一緒に、解体しやすい構造にしていくことを考えていく必要がある。
▽FIRAが広く認知されることが必要。業界全体を巻き込んでいく必要がある。
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