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★森林整備でパートナー協定 土井木工、広葉樹の家具活用と里山づくり目指す

森林づくりパートナー協定を締結した(左から)近藤博之ANAファシリティーズ社長、高垣廣徳東広島市長、土井啓嗣土井木工社長 、川口洋海賀茂地方森林組合長
ANAForestで伐採されたアベマキを活用したテーブル

 土井木工(広島県府中市)は12月26日、東広島市森林づくりパートナー協定をANAファシリティーズならびに東広島市、加茂地方森林組合と締結したと発表した。ものづくりの企業が森づくりに参画することで、里山資源の見直し、森林の多面的機能の向上を図り、リジェネラティブ(環境再生型)な里山づくりを目指す。
 ANAファシリティーズは所有林「ANAForest」敷地内に、森林づくり活動を希望する企業・団体への活動フィールド提供を目的とした「企業の森」区画を設けている。
 土井木工は、この内の1㌶を10年間借り受け「DOI Forest」として、賀茂地方森林組合に委託して毎年0・1㌶の森林整備を実施する。整備で伐採される広葉樹は家具用材としてオフィス・施設向けに活用するという。
 現在、多くの里山広葉樹は放置され、ナラ枯れにより土砂崩れや獣害被害の一因となっていることから、同社ではANAForest内に自生する豊富な里山広葉樹(コナラ、アベマキ、クヌギ)を家具用材として活用することで、森林資源の循環利用を目指すとしている。

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