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★第100回の節目迎えるギフト・ショー LIFE×DESIGNも一新してブランド力高めた発信も

2月のLIVING&DESIGNで展示された中川木工芸比良工房の木桶ブース
芳賀信享社長

 日本最大のパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市「東京インターナショナル ギフト・ショー」が9月の開催で第100回を迎える。同見本市は1976年に63社の出展で始まった。約50年間で出展社数約3000社の国内最大級のトレード・ショーとして成長した。記念すべき節目を迎える同見本市は、LIFE×DESIGN、LIVING&DESIGNなどの併催展とともに、9月3日から5日までの3日間、東京ビッグサイト(江東区有明)東・西・南館を使って開催される。来場者は合わせて23万人を見込んでいる。
  ビジネスガイド社の芳賀信享社長は「平和と愛の贈り物」をテーマに開催される秋のギフト・ショー記者発表でその歩みを「日本を代表するトレード・ショーとして約50年間にわたり、名実ともに歴史があり、常に時代の半歩先をとらえて取り組んできた」と振り返った。
 「暮らし方から住まいをデザインする」をテーマに掲げるリノベーションとデザイン・ものづくりの見本市「LIFE×DESIGN」も合わせて開催される。家具店、セレクトショップ、ホームセンター、百貨店から建築・設計事務所、工務店、デベロッパーや不動産オーナー、ホテル・リゾート関連といったコントラクト案件の企業も来場している。前回はアクタス、アスプルンド、カッシーナなどインテリア関連、ミュージアムショップの来場者も目立った。
 開催テーマは「自分の好きと私の良いなと あなたにぴったりは違うけど みんなとってもいい感じ」。キービジュアルはイラストレーターの加藤豊氏、アートディレクターに海野貴大を迎え、会場イメージを一新する。
 前回初登場の「FOCAL POINT」は、ブランド力をより高めて発信できるエリア。空間ディレクターの西尾健史氏が引き続き、統一感ある空間を再現する。アートディレクターに、紙と紙にまつわるプロダクトを手掛けるパピエラボ代表の江藤公昭氏を新たに迎える。前回のFOCAL POINTは、家具関連会社が個性的な展示を行っていた。
 人気エリアの「ACTIVE DESIGN&CRAFT FAIR」は、節目を迎えるギフト・ショーの連動企画として一新される。新たに現役のバイヤーや芳賀社長もディレクターとして加わり、バイヤー、プロデューサー、デザイナーそれぞれの視点でセレクトされたデザインクラフトが集まる。
 プロダクトデザイナーの喜多俊之氏がプロデュースするトータルインテリアの家具見本市「LIVING&DESIGN」。前回は木桶の中川木工芸比良工房の個性ある展示が注目された。
 「LIFE×DESIGN」の会場は西館1・3・4ホールとアトリウムを舞台に繰り広げられる。 

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