ニュース2025.05.28
私が渡米した1993年の平均為替は1㌦111円でしたが、今や143円から145円前後を行ったり来たりの円安。「現地はどう感じているの?」というと、やはり「急に色々高くなった!」と耳にします。顕著な急騰は、住宅価格、固定資産税、外食の値段―などです。今やカジュアルなランチでも、シアトルでは3500円程度出さなければ食べられません。
住宅事情はさらにシビアで、約30年前に購入した小さなわが家の価格は、すでに5、6倍に値上がりしています。住宅価格の約1%にあたる固定資産税額も当然上がり、リタイアしたシニア世代の負担増となっています。「シアトルはお金持ちが多いから住宅費が上がるんでしょ?」と思われがちですが、一部の住民の飛び抜けた収入が、街の平均収入を引き上げているのが現状です。
アメリカンボーイズの憧れと言えばNFLのアメフト選手。彼らは何億ドルもの年棒を稼いで、夢のような邸宅を手に入れています。アメリカでは不動産購入時、エージェントに5、6%の手数料を払います(買い手と売り手のエージェントが折半)。昨年、元シアトルシーホークスのクォーターバック、ラッセル・ウィルソン選手の豪邸が54.7億円(1㌦152円換算)で売りに出されました。手数料だけでも3億円超えです。
面白いのは、同じくシーホークスでスター選手だったタイラー・ ロケット選手(現テネシー・タイタンズ)。彼は選手として活躍する一方で、一生懸命勉強してワシントン州の不動産エージェントの資格を取得しました。自らの家の売買や、オフシーズンにチームメートの家の売買をお安めに(笑)手伝っているとのこと。選手にとっては、住所が外に漏れない利点もあります。花形選手でありながら、不動産売買で億万長者ぞろいのチームメートに感謝されているとは…。発想力が光るアイデアビジネスですね。
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