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★【マレーシア国際家具見本市】量から質へ 広がる選択肢 MIFF3月1日開幕 700社超出展、120カ国来場

昨年のMIFF。海外からのバイヤーとの取引が活発に行われている
(写真提供:インフォーマ・マーケッツ)

 東南アジア最大級の見本市「マレーシア国際家具見本市(MIFF)」(インフォーマ・マーケッツ主催)が3月1日から4日までの4日間、マレーシアの首都クアラルンプールで開催される。
 会場は、マレーシア国際貿易展示センター(MITEC)と世界貿易センター・クアラルンプール(WTCKL)の2会場にわたり、10万平方㍍を超える17の展示ホールにホームユースの木製家具からオフィス家具までマレーシアのメーカーによるデザインが一堂にそろう。また、マレーシアの輸出の60%を占める家具の中心地、ムアールから数多くのメーカーが参加している。
 30周年を迎えた昨年のMIFFは、15カ国・地域から715社が出展、12億8000万米㌦の受注を記録した。来場者数は2万人に迫り、海外からの来場者数は120カ国・地域から前年比6%増の5419人だった。
 マレーシアの家具業界は、量から質への転換を図ろうとしている。創設者でチェアマンのタン・チン・フアット氏は「これからは、規模を追うのではなく、よいプラットフォームをつくりたい」と話す。
 ゼネラルマネジャーのケリー・リム氏も「規模を追うのではなく、サービスも含めて質に注目したいと思っている」と話した。来年もクアラルンプール国際空港までの出迎えサービスも行い、入国審査では、ビジネスイベント専用レーンを利用してスピーディーな入国審査を受けることができる。初めての来場者にホテルの宿泊を無料で提供するサービスもスタートした。
 一方、マレーシア国内の所得はアップしており、高所得国入りを目指している。国連による高所得の定義は、一人当たり国民総所得(GNI)が1万4005㌦以上。マレーシアの23年のGNIは1万1970ドルで成長を維持できれば27年にも達成できそうだ。
 海外への輸出拠点として、若手の成長が著しいアジアのデザインを体験する場として視察、出展する日本企業も増えている。

※来場登録はhttps://miff.com.my/から

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