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★トラディション家具再構築に挑む マルニ木工、10月18日から「Manufacture」展

Manufacture -Allure of Tradition-の展示イメージ
Poltrona Madeleine

 マルニ木工(広島市佐伯区)はこのほど、トラディション家具の再構築の試みとして同社が持つものづくりの総力を新しい表現手法で紹介する展示会「Manufacture(マニュファクチュール)Allure of Tradition」を10月18日から都内で開催すると発表した。
 同社の「Tradition」シリーズを現代の感覚で再解釈し、リモデルやパーツ、素材の組み合わせなど多様にアレンジした製品展示が予定されている。
 同社によると今回の展示は、人々の感性を揺り動かす仕事を目指し、創業から90年にわたる歴史とアーカイブを見つめ直すプロジェクトの第一弾で①自由設計による造作家具②既存品の多様なアレンジ③歴代モデルの復刻④確かな修理・修復⑤再生部材の活用―に取り組む。
 主な展示品は次の通り。
 ◆アントワーヌソファ=優雅な雰囲気を醸し出すアウトラインと旋盤で丁寧に仕上げた木脚が特徴。2015年以来、コレクションから外されていたが、リデザインして復刻。滑らかな張地をスタイリッシュにボタン締めで仕上げている。
 ◆エドワードチェア=18世紀フランスのロココ様式をアレンジし、同社が1974年から半世紀にわたって製造・販売を続けているロングセラー製品。経年変化した木部を残し、張替え修理を施した。
 ◆ベルサイユスツール=バレリーナの足先のような脚を持つスツール。1968年に発表されたベルサイユダイニングテーブルの脚を活用。ベルベットのような質感の張地をボタン締めと鋲で、クオリティ豊かに設えたという。
 ◆エジンバラスツール=1960~70年代に人気を博した、ねじり脚が特徴のシリーズ。今回の復刻では過去には存在しなかったハイスツールにアレンジ。貫にはスチールを使用し、座の側面に鋲を施して重厚な雰囲気を醸し出している。
 ◆Poltrona Madeleine=ルイ15世時代のロココ様式を取り入れた「マドレーヌ」が、モザイクアーティストの永井友紀子氏との協業により美しいモザイクを纏った製品に生まれ変わった。
 展示は10月18日~11月4日、10時~18時。会場はmaruni tokyo(東京都中央区東日本橋3―6―13)。

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