視点

まるで「動く家具」
広がる木材の可能性
樹種特性生かし技術駆使

 国産材の利用促進を目的とした「ウッドデザイン賞」の結果をみると、木材の可能性がここまで広がったのかと驚かされる。その可能性の象徴ともいえるのがトヨタ自動車のコンセプトカー「SETSUNA」だ。ミッドセンチュリー(1940~50年)に数々の機能的な名作を生み出したチャールズ・イームズが生きていたら、木材の技術の進化に目を見張ったことだろう。
 セルロースナノファイバーなど新素材の開発が真っ盛りの…

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