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★【アメリカ広葉樹プロジェクト Hard Maple& Alder㊦】メープルとアルダー 魅力を生かす① すぎやま家具、シティング

【すぎやま家具】メープルの柔らかさと優しさを表現した
【すぎやま家具】板脚を横にすれば座卓になる

柔らかさと優しさ 幅広脚部に工夫 すぎやま家具
 すぎやま家具(高松市)は、丸みを持ち細部にこだわったダイニングテーブル、チェア、ベンチを出展、柔らかさと優しさをハードメープルで表現した。
 厚さ24㍉の天板に手で触ると心地よさが伝わる。脚部は、幅広の木を横に重ね、丸く太い棒がそれを支えている。板足を90度返せば座卓になるというアイデアもユニーク。和洋どちらの生活空間にも対応できるようになっている。
 杉山智則社長は「メープルの木目の奇麗さを出すためにテーブルの天板は広めにとり、しっかりと木目を出すために脚部も幅広にした」と工夫して、アイテムを磨き上げた。
 ゆったり座面をとった椅子も丸みを持った、心地よい仕上がりになっている。背もたれを低く取り、腰をしっかりと包み込む。幅広な脚部を持つベンチとともに、丸みを持った愛らしいデザインになっている。

香川の庵治石使いキッチン披露 シティング
 AHECのブースの中でひときわ目立っていたのがシティング(高松市)のキッチン「Rock Island」。その名の通り、香川県産の庵治石(あじいし)を使っている。
 高松市の屋島の対岸にある庵治町と牟礼町のみで産出される高級石材として知られる庵治石は、古くから墓石材、石灯籠などの細工物に利用されてきた。城の石垣のように庵治石が大胆に組まれ、アルダー材に覆われて収まっている。引き出し面はすべて格子状にしたデザインと、石材とアルダー材の異素材ミックスが醸し出した存在感。住空間への調和がどう展開されるのか楽しみな一品。
 ハードメープルの素材を生かしたテーブルはシンプルなデザイン。ゆったり広くとられた椅子の座面は、桐の座布団をイメージして作られている。
 シティングは、木製の特注家具の製造をメインに、設計、素材加工、塗装、仕上げ、取り付けまでの一貫生産している。
一般家庭から大規模公共施設まで、幅広く対応している。
 

【すぎやま家具】メープルの魅力を生かした杉山社長

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