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★【旭川家具特集2025】伝統の鋳物の技術を家具に使った「TIME&STYLE」

「Time&Style Factory」のオープンファクトリーも開催する
Time&Style Factory

 プレステージジャパン(東京都港区)のブランド「TIME&STYLE」は、富山県高岡市で鋳造している鋳物脚のダイニングテーブルを展示する。
 鋳物の技術は、主に仏教に関わる仏具や仏像、近代ではアートオブジェやモニュメントなどの製造に活用されている。同社はこれまで家具の世界では使われることがなかった日本の鋳物技術を使い、その特徴である自由で繊細な造形性を生かし、銅や真鍮の鋳物が持つ魅力を反映させた家具づくりに長い時間を掛けて挑んでいる。「仏具や仏像を中心としてきた高岡の鋳物産業に新しい可能性を示し、日本の鋳物が新しい存在として生まれ変わることは、伝統工芸の新しい姿を生み出す価値のある取り組みだと感じている」という。
 旭川にある同社の工場「Time&Style Factory」のオープンファクトリーも開催する。同工場は、2008年から道産材・国産材の丸太を仕入れ、製材から加工、仕上げに至るまで一貫した家具製造に取り組んできた。現在では、使用する材料の8割以上を自社で調達し、無垢材を中心としたプロダクトを国内外に供給している。
(写真提供:TIME&STYLE)

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