ニュース2023.11.24
マルニ木工は、このほどジャスパー・モリソン氏がデザインしたLightwoodチェア専用の座クッションを発売するとともに、〈T&O〉シリーズから「T1タスクチェア」を発表した。10月22日には建築家の長坂常氏、プロダクトデザイナーの熊野亘氏、デザイナーの狩野佑真氏を招いてトークイベント「ジャスパー・モリソンを通して見えてくる未来のデザイン」をマルニ東京で開催した。
トークイベントは、10月19日から31日まで開催された「MARUNI COLLECTION 2023/AUTUMN BY JASPER MORRISON」の一環として開催された。
長坂氏は空間から設計して最後に家具を選ぶ時、そのカラーに空間を持っていかれる家具と空間に馴染む家具があるという。モリソン氏のデザインは「気配を感じさせず使いやすい」と話した。
モリソン氏の初期のデザインは、既製品を視点を変えて見て、そこから新しさを生み出したり、メッセージをもたせたりする作品を手掛けていた。モリソン氏の東京オフィスで仕事をした経験を持つ熊野氏は、同氏の初期のデザインや、ミニマルなデザインを代表する作品「プライウッドチェア」(ヴィトラ社)などを紹介した。モリソン氏の転機となったこの椅子は、造船工のための曲線定規を使ってデザインされた。
熊野氏は、ノートの片隅にあった「正直な椅子」と、表現が先行して目立つだけの「正直じゃない椅子」のスケッチのエピソードを語り「ジャスパーはデザインに対して正直な人」と紹介した。また旅に出て、いろいろな生活者の価値観に触れているからこそ「ここまで削ぎ落して、いろいろな人に受け入れられるデザインができる」と話した。
狩野氏は「若いころのジャスパーの作品を見て勇気づけられた。いろいろな試みを経て今の姿が確立されたことがわかった。ジャスパーや深澤直人さんという偉大な存在があるからこそ、それをどう乗り越えるか、違う方向に行くか、悩みの種でもある」と話した。
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