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★コロナ前の規模に完全復活 ギフト・ショー9月6日から開催

会期直前記者会見であいさつするビジネスガイド社代表取締役社長の芳賀信享氏

 日本最大規模のパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市「東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2023」(ビジネスガイド社主催)が9月6日から8日までの3日間、東京ビッグサイトの東西両ホールを会場に開催される。
 このほど開かれた会期直前記者会見で、主催者であるビジネス社代表取締役社長の芳賀信享氏は「2023年上半期は堅調な高額消費とインバウンドの回復によって百貨店が営業最高益で過去最高を更新するなど大きな盛り上がりを見せている。秋のギフト・ショーは国内外から多くのバイヤーの来場が見込まれる」とコロナ禍からの完全復活への期待を述べた。
 96回を迎える同見本市の出展者数は、同時開催展を含め3073社。昨年9月の同見本市と比べて54・6%の大幅増となった。このうち海外からは24カ国・地域から1243社が出展する。
 会場は東1~8、西1・2ホールとアトリウム。東西両ホールを使用するのは4年ぶり。総展示面積は8万5900平方㍍におよび、昨年9月の同見本市と比べて67・2%増と、出展者数、展示面積ともにコロナ前の規模に戻っている。
 テーマは「ギフトの魔法で愛を贈り、世界の輪を拡げよう」。依然続くロシアとウクライナによる戦争終結への願いが込められている。
 家具・インテリア関連の出展が集まる「LIFE×DESIGN」(西1・2ホール、アトリウム)、「LIVING&DESIGN」(西1ホール)が同時開催されるほか、特別展示イベントとして、睡眠の質を高める商品を展示する「快眠サポートグッズ」(東1ホール)、海外への販路開拓を進めている出展社の商品を発信する「Ready to Export」(東4ホール)、防災・防犯用品を集めた「備えプロダクトShowcase」(東5ホール)も開催される。

Room Clipとコラボも
LIFE×DESIGN

 デザイン、ものづくり、リノベーション関連の出展が集まる「第14回LIFE×DESIGN」のテーマは「アクティブライフを実現する、新しい暮らし方のデザイン」で389社(海外8カ国・地域から36社)が出展する。
 今回初の取り組みとして、雑誌「商店建築」とのコラボレーション企画「SK LOUNGE」を西1ホールで実施。「インテリアメーカーのプロダクトや日替わりの特別コンテンツなど設計者必見のエリアになる」(芳賀氏)という。
 来場者の投票によって選ばれる「LIFE×DESIGNアワード」では、今回初めてインテリアのSNSサイト「Room Clip」のユーザー100人が選んだ特別賞が設けられた。
 9月6日にはセミナー「京都×タイSOZAIコラボの可能性~京都の技とタイの素材を掛け合わせた、新プロダクトを世界初公開」が開催される。

コントラクトにも対応
LIVING&DESIGN

 デザイナーの喜多俊之氏がプロデュースする「LIVING&DESIGN」は、コントラクトに対応したメーカーなど20社が出展。永大産業は、「GRAN MAJEST」のハイエンドの内装材を展示する。藤山は収納家具を中心に出展、アークインテリアデザインと初出展のZUCCはオーダー家具、大坂芸術大学は、学生たちがデザインした家具を展示する。
 「木材を使った家具のデザインコンペ」は、198作品の中から受賞作が選ばれ、9月6日13時から北コンコース特設会場で表彰式が実施される。入賞作品は6日から8日までの3日間、LIVING&DESIGN会場内でパネル展示される。
 審査委員長は喜多俊之氏、建築家・東京大学名誉教授の内藤廣氏、家具デザイナーの小泉誠氏、建築家の永山祐子氏が審査を務める。

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