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★カリモク家具が飛騨の広葉樹を利用 ナラ小径木で林業に貢献

限定モデルの一つ「WU6103」

 カリモク家具(愛知県東浦町)は7月21日から10月1日まで、同社社小牧ショールーム(同県小牧市)で岐阜県飛騨市の木材を使った家具をモデル・数量限定で展示する「GIFU WOOD COLLECTION」を開催する。中部地域の本社、名古屋、金沢の3ショールームでも岐阜県産材の板材サンプルを展示する。
 同社は「環る(めぐる)」をテーマに、国産木材を活用し、地域社会との協業を目指している。木材の地産地消プロジェクト「HOKKAIDO WOOD COLLECTION」に続く第2弾として、岐阜県産のナラ材を活用する。
 飛騨市では広葉樹の活用を進めているが、家具材として加工が難しい小径木が多く、これまで安価なパルプ用材やバイオ燃料として使われることが多かった。同社は小径木ナラ材に焦点を絞って積極活用を進め、適正価格で木材を使うことによって、林業の再生に寄与する。
 飛騨市の森林率は約94%。広葉樹の割合は68%と高く、1950年以降に育ったミズナラやブナの林が広がっている。平均胸高直径が26㌢程度で小径木が多い。

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