ニュース

★【飛騨の家具フェスティバル出展リポート②】柏木工は本格派に応える革を採用

本格派の要望に応えて「セミアニリン仕上げ」の革を採用することを発表した
コンパクトな「YLC89RF」(手前左)とアームスツール(右)、端材を使った小物などを展示した

 柏木工は「顔料仕上げ」の革に加えて、革本来の肌触りと柔らかさが楽しめる「セミアニリン仕上げ」の革を、会場のメインの空間に展示した。採用は1月からの予定。より上質の革らしさを求めるユーザーに訴求する。
 同社は、新築だけでなく買い足し需要にも応えるラインアップの充実を図っている。従来の柏木工にはなかったテイストの、コンパクトでカジュアルなダイニングやソファなどが並んだ。
 コンパクトカウチの「YLC89(L/R)F」は、コンパクトながら自由度のある座り方ができる。ゆったりと包み込むようなシルエットで、優しい印象を与える部屋のアクセントとなる。背もたれの位置によってRタイプとLタイプがある。参考価格は19万4000円(税別)から。
 玄関で靴を履く時に便利なアームスツール、木の枝のような愛らしいシルエットのコートスタンド、コンパクトなサイドワゴンなど生活の隅々まで使える商材を開発している。端材を利用した皿やティッシュケースなど、その場で持ち帰ることができる商品も展示した。
 同社で40年以上家具設計などに携わっている現代の名工、澤田桐有(きりゅう)氏の作品「職人倶楽部」も展示され、柏木工の技術の奥深さを感じさせた。

現代の名工、澤田氏の作品
火山灰を使った塗料で仕上げたテーブルと和のたたずまいを再現したメイン会場の展示

ニュースの最新記事