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★【飛騨の家具フェスティバル出展リポート④】木に向かう姿勢を示した日進木工

ライフスタイルのシーンをブースに分けて美しくコーディネートして展示した
木の力強さと存在感を感じさせる天然木一枚板の展示コーナー

 木材を丸太で仕入れ、計画的に適材適所に使用している日進木工は、メイン会場で虎斑(とらふ)を個性として生かしたグランドテーブルを展示して木に向かう企業姿勢を示した。
 ショールームではさまざまなライフスタイルをブースに分けて、新作などを美しくコーディネートして展示した。
 一方で、同社が持つ豊富な天然木一枚板を一堂に展示した。中には手に入りにくい珍しい樹種の天板もある。天板のオーダーメードにも対応しており、脚の形状も選べるようになっている。北村卓也社長は「一枚板を通じて、より貴重になっている木の力強さを感じてもらいたい」と5、6年かけて整理したという整一枚板を見ながら話した。
 同社は丸太で仕入れ、効率よく板取りしてもなお残る辺材と直径26㌢未満の小径木を材料にしたTOYシリーズも展示した。白太や芯材の材色の濃淡もデザインとして生かしている。
 TOYシリーズのワゴンは、収納する物によってトレイの位置を変えられるようになっている。2WAY テーブルは、天面高さ430㍉のローポジションでリビングテーブルに、ハイポジションでソファのサイドテーブルとして使える。

端材を使ったTOYシリーズのワゴン(左)と2WAY テーブル(右)
メイン会場では無駄なく材を使う姿勢を虎斑を個性として生かしたグランドテーブルで表現した

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