ニュース2022.11.30
飛驒産業はフェスティバル初日の22日、飛騨高山店をリニューアルして複合ショップ「HIDA高山店 森と暮らしの編集室」をオープンした。建築家の隈研吾氏が空間デザインを手掛け、デザイナーの原研哉氏が命名したカフェ「椅子と珈琲」が新たにオープンし、隈氏がデザインしたチェア「クマヒダ」や「シカ」とともに、下呂の名店「緑の館」の豆でいれたクラフトコーヒーを楽しめる空間になった。
エントランスには、家具に使えない木材や枝葉などを使ったアロマオイルシリーズの全ての香りを楽しめる「森の香りの研究所」とともに、地元作家のクラフトなどを購入できるクラフトマーケットが設けられた。敷地内には飛驒産業の100年の歴史を紹介する展示コーナーやアウトレットも併設した。
新作の「KURINOKI(くりのき)」は、クリ材のナチュラルマークをそのまま生かして作られている。デザインしたデザイン室プロダクトデザイングループ次長の舛井敦氏はセミアームチェアについて「1本曲木の背の部分は、第3腰椎に当たるランバーサポートに特化している。背面については、太鼓面をとって光が当たった時の陰影の優しさと、手にフィット感を与えるようにデザインした。座面については、骨盤を持ち上げるペルビックサポートを備えている」と説明した。オプションで厚さ3・5㍉のシートも用意している。価格は7万2600円(税込み)。天板の厚さ38㍉のテーブルの脚部は、コの字型になっており脚間を変えることができる。価格は24万2000円から(同)。
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