ニュース2022.10.04
広葉樹を中心とした木製品加工販売事業を行っている「㈱飛騨の森でクマは踊る」(通称・ヒダクマ、岐阜県飛騨市古川町)の新拠点となる「森の端(もりのは)オフィス」がこのほど完成した。この場所は飛騨地域の行政・林業関連事業者で推進する「広葉樹のまちづくり」の拠点として、内外の建築家やデザイナーとともに広葉樹の価値化に挑戦していくという。
開設を記念して8月30日に森の端オフィスで記念イベントが開催され、都竹淳也飛騨市長、飛騨市広葉樹活用推進コンソーシアムの西野真徳会長、林千晶ヒダクマ会長の3人による記念トーク「広葉樹活用のこれまでとこれから」が催された。
生材の試験乾燥に挑む
この中で西野真徳氏は「このオフィスに使われた木材は、近くの山の立木を伐り、製材して人工乾燥したもの。これまで広葉樹は数カ月間、天然乾燥をさせないと使えないとされてきたが、今回、生材からの試験乾燥に取り組み、厚さ40ミリの材を40日間で含水率10%を達成した。これが実用化されれば、広葉樹であっても伐採して3カ月後にはものづくりができる」と語った。
森の端オフィスの運用にあたるヒダクマの林千晶会長は「家具メーカーや建築会社は人件費が掛からないように外国産材を選ぶ。一方で国産材は手間をかけて作るから、いとおしいし、クリエイティブになれる。他の森林地域の人々、デザイナーらと共に森の可能性を広げていきたい。そのために森林率が日本とほぼ同じフィンランドで行われているトリエンナーレのような催しを飛騨で開催してはどうか」と提案した。
これに対して都竹市長は「気持ちの良い広葉樹林で立木を見て、これをものづくりに使いたい―という話は、建築家や芸術家のイメージを触発し、木にまつわる芸術性を変えるかもしれない。広葉樹には同じ規格のものはないので、木の個性に合わせてものを作っていくというのがヒダクマ的な文化だと思う。山や森をいとおしく思うコンセプトでビエンナーレ、トリエンナーレをやっても良いと思う」と語った。
記念イベントではこのほか、ヒダクマ社員や地元関係者による森の端オフィスの建築解説や、3Dデータを活用した「曲がり木センター」活動、ユーザーとともに森に入って家具や建物に使う木を選ぶ「森を起点にしたものづくり」をテーマにしたトークセッションが行われた。
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