ニュース2022.08.24
カール・ハンセン&サン・ジャパン(東京都渋谷区)は、デンマークの家具職人、フリッツ・ヘニングセンが1938年にデザインしたダイニングチェア「FH38ウィンザーチェア」を復刻し、9月1日から日本国内販売を開始すると発表した。
同社によるとFH38は雄大でクラシカルな印象が特徴。2003年までカール・ハンセン&サンが生産していた。
ヘニングセンのウィンザーチェアでは、高めの背もたれにオーク無垢材を使用。背もたれや肘掛けはスチームベント(曲木)によるアーチを形成している。
また座面とフレームを支える14本の縦材は、わずかに異なる角度で傾斜し、心地よい着座角度に設定。この材の接合には接着剤を使わず、同時に固定させる精度の高い工程がとられているという。
このほか、肘掛け上部の有機的なラインや木材のジョイント部は、フィールテストと呼ばれる方法で手作業での研磨が施されている。
同社では、この製品からヘニングセン自身が家具職人であり、素材の可能性を追求するデザイナーであったことが見てとれるとしている。
FH38ウィンザーチェアのサイズは、幅60×奥行き67×高さ100㌢。シート高さ45㌢。素材はオーク。ソープ・オイル・スモークドオイル仕上げ。参考小売価格は25万3000円(税込み)から。
今回、より快適な掛け心地を実現するためのシートクッション(レザー3色)がオプションとして加わった。
問い合わせはカール・ハンセン&サン、フラッグシップ・ストア東京(電話03・5413・5421)。
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