ニュース2022.08.23
土井木工(広島県府中市)は8月22日、広島県産ヒノキ材を使用したソファ「DS11・endai sofa(エンダイソファ)」や、木の切り株をデザインした子供用椅子「KABU CHAIR」などを発表した。同社によるとエンダイソファはヒノキ無垢材を座面に、ヒノキの枝や葉を染料に使用したオリジナルの草木染め張地をクッションに使用。縁側に座っているような心地よさと、草木で染めた自然な色味の落ち着く空間が特徴。
使われたヒノキ材は、広島県の庄原市と三次市に点在するアサヒビールグループの社有林「アサヒの森」のヒノキ材が活用されている。アサヒの森は人工林が76%、自然林24%で、スギやヒノキなどの人工林を管理しながら針葉樹と広葉樹との混交林化を進めるなど、林業の効率化と生物多様性保全の両立を目指している。
また、クッションに使われている草木染めは、尾道帆布をヒノキの葉や枝などを煮出した液体に浸して加熱し、鉄と結合させて発色させるもので、立花テキスタイル研究所(広島県尾道市)との共同開発。鉄媒染の原料には、造船業が盛んな尾道の鉄工所から廃棄される鉄の粉を活用しているという。
エンダイソファのサイズは、幅1880×奥行き780×高さ580㍉。価格は34万1000円(税込み)。
一方のKABUは、広島県産ヒノキの切り株を座面に用いた椅子で、子供が手を触れて傷をつけたり、年輪を数えながら愛着を持って使って欲しいと、軟らかい針葉樹を採用。伝統的な背割りの構法を用い、割った部分にエポキシ樹脂を注入したデザインをアクセントとしている。
製品は、KABU CHAIRと、KABU BABY CHAIRの2種類で、価格はどちらも3万800円(税込み)。またKABU CHAIR用のテーブル「KABU TABLE」(幅1300×奥行き600×高さ485㍉、税込み12万円)が用意されている。素材は広島県産ヒノキと北海道産タモ。テーブル天板にはファニチャーリノリウムが使われている。
これら新製品は、8月25日から9月6日まで国産木材の魅力発信拠点「MOCTION」(東京都新宿区西新宿3―7―1、新宿パークタワー5階)で展示が予定されている。
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