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★木製家具のようなダンボール家具 東大発ベンチャー「カミカグ」始動

ダンボール製の椅子「The Stool」
カッティングプロッター

 ダンボール製家具の制作プロジェクト「カミカグ」は6月5日、生産拠点を東京都墨田区に設け、自社で生産を開始したと発表した。これに併せてメイン商品であるダンボール製の椅子「The Stool」のプロモーションビデオを同日公開した。
 同社によると、カミカグはダンボールが持つ環境負荷が小さく・軽く・処分しやすい特徴に着目し、ダンボール製家具を美しい「紙の家具」としてリブランディングする東大発ベンチャー。このほど新たな生産拠点にカッティングプロッターを導入し本格的な生産態勢を整えた。
 カミカグは、デジタル加工によるダンボールの積層によって作られ、一見、木を削ったように見える高級感が特徴。
 このほか①耐荷重試験で約1000㌔㌘に耐えられることを確認済みで、一般的な家具として十分な強度を持つ②高齢者や子供でも持ち運べる軽さ③形状を自由に設計でき、空間に合わせた家具オーダーが可能④リサイクル率95%を超えるダンボール素材を使用―などが特徴。
 今回公開されたプロモーションビデオのテーマは「紙で暮らし、軽やかに」。日々変わっていく思考や暮らし方の中で、いつもそこにある家具、軽やかな暮らしを実現するツールとしての紙の家具を表現している。
 同社では、今後も意匠性の高い商品ラインナップを展開していくとしている。
 ◇以下はプロモーションビデオ「紙で暮らし、軽やかに」。

プロモーションビデオの場面(㊨も)

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