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★街を挙げて「あさひかわのデザイン、はじまります。」 6月のデザインウィーク概要発表

あさひかわデザインウィークの概要発表にあたってあいさつする渡辺会長

 あさひかわデザインウィーク実行委員会は3月29日、6月に開催される「あさひかわデザインウィーク2022」(ADW)の概要について発表した。同イベントは6月18日から26日までの9日間、北海道旭川市とその近郊地域を舞台に開催される。
 ADWはこれまで、旭川デザインセンターでの家具見本市を中心として同市内など各所でイベントを行ってきたが、2 x019年に旭川市がユネスコ創造都市ネットワークのデザイン分野で認定されたことをきっかけに、同市と東川町など近郊の市町村が参加する地域ぐるみのイベントに生まれ変わった。家具をはじめ建築、機械金属、食品加工、理美容、商店街、教育・研究機関などさまざまな企業・団体が集う。
 同実行委員会の渡辺直行会長は「今年のあさひかわデザインウィークは『あさひかわのデザイン、はじまります。』をテーマに、北の舞台で繰り広げられるデザインの祭典になる。ユネスコの認定を受けて以来初めて青空の下に集うイベントになる。緑あふれる旭川のすがすがしい季節の中で、五感を総動員して楽しんでほしい」とあいさつした。
 これまで旭川家具工業協同組合の主催で開催されてきた家具見本市は「Meet up Furniture Asahikawa 2022」として6月22日から26日までの5日間、旭川デザインセンターで行われ、旭川市、東川町、東神楽町、当麻町の各メーカー、工房、ショップが出展する。
 同センターでは、旭川デザイン20年の歴史を椅子でひもとく「ASAHIKAWA CHAIRS HISTORY」の展示も開催されている。また家具関連のイベントとして、織田コレクションの展示が東川町の3つの会場で行われている。
 初日18日のオープニングは「―デザイン・森・デジタル― 持続化可能な地域の未来」をテーマにしたデザイン創造都市旭川シンポジウムが旭川大雪クリスタルホール音楽堂で催される。グラフィックデザイナーの佐藤卓氏による基調講演やパネルディスカッションが行われる。
 旭川駅を起点とした平和通買物公園の歩行者天国では、親子でSDGsを体感するイベント「まちなかキャンパス」や若者が参加するイベントが開催される。
 日本建築家協会が主催する「JIA『生き続けるモダニズム建築』展」、旭川食品加工協議会、旭川デザイン協議会が主催する「食のデザイン展」をはじめ、各地域のギャラリー、宿泊施設、飲食店などでもイベントが予定されている。

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